会見で記者の質問に答える田母神俊雄・前航空幕僚長=3日午後8時52分、東京都中央区、越田省吾撮影
更迭された航空自衛隊の田母神(たもがみ)俊雄・前航空幕僚長(60)について、防衛省は3日、同日付で定年退職としたことを発表した。
空幕長の定年年齢は62歳だが、10月31日付で航空幕僚監部付となった時点で階級の「空将」の定年年齢である60歳が適用され「定年延長」という形になっていたという。
田母神前空幕長が自ら辞める意思がないことや、懲戒処分の聴取に応じない意向を伝えてきたことを踏まえ、国会などへの影響を懸念した同省が異例の措置に踏み切ったとみられる。