2008年11月 3日 (月)

「あ」「い」「お」「ひ」「る」

今朝11時くらいにのんびり目覚めて、携帯メールを見たら
全国の書家仲間の先生達からメールが来ててビックリ。


富山では“おはスタ”って番組やってないんです。
東京では他局見てるし、そもそもその時間にはまだ起きてない。


てか、メールを送ってきた“たけしママ@小学校教員”って誰?
ものすごい熱意だったんですよ。


確かに赤い線が書いてあるのはおかしいとは思ったから、
本人ではなく「そういう教材があるのかな?」と思ってました。
でも、教材なら正しい例も出てるはずだから、
「わざわざ森大衛が直す必要はないのでは?」と思いつつ、
「森大衛と知り合いって言うだけで子供達が書に真剣に取り組むようになった」
という話を多くの先生達から聞いているので、
「森大衛が的確に添削披露することでさらにやる気になってくれるかな?」
と思って好意的に掲載しました。


その送られてきたデータが、武田君のものだったとは…


武田君は以前、僕に「教わりたいくらい嫉妬してます!」ってメッセージをくれたんだよね。
彼が「国際賞は数十万円のお金で購入しました」と週刊文春で言っていたことも、
「正直に言っちゃってるよ…」と思いつつ、さほど気にはしていませんでした。
彼がテレビに出演しているのは1度だけ見たことがあって、
「僕が高校の時の書道部メンバーに言ってたことや指導してたことにソックリだ…」と
めちゃ恥ずかしい気持ちになりながらも、観た人達が筆を持つことに興味を持って
もらえることは良いことだと思って見てました。


でもね、ハッキリ言います。
今朝サイトで見た“おはスタ”の字は「本当に武田君?」って思うほどショッキングでした。
「あ」「い」「お」「ひ」「る」以外も、残念なものだらけ…
それは全国どこの教員、書道家、習字教室の先生に尋ねられても明らかでしょう。


書写的指導と、書芸術的指導の違いはキッチリはわきまえるべき。
これは明らかに書写的指導でしょ?
書芸術的なものを目指しているなら、僕には“かっこわるいっ書”の方が愛おしく感じます。
僕も表現方法として“かっこわるいっ書”的な字を書くことも多々ありますからね。


僕が知らない人のメールを真に受けたのは甘かったのかもしれません。
しかし、指導者として目の前にある誤ったものに的確なアドバイスをするのは使命ですから、
今回あらためて武田君が書いた指導者としてのひらがな自体に対する謝罪はするつもりはありません。
彼が公の場に指導者のお手本として掲載した意図をこちらが聞きたいくらいです。


現在までに“日刊サイゾー”という方面からの問い合わせはありません。
“おはスタ”からも何もありません。
“たけしママ”の意図も確認中です。


今回の件はいろんな意味で本当にショッキングでした。


武田君にはこれからも日本が世界に誇る書芸術に
もっと愛を持って取り組んでもらわなければなりません。


今朝からたくさんのコメントが寄せられていますが掲載はしません。あしからず。
オフィシャルサイトから武田君本人からメールが届けば快く対応するかもしれませんが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年11月 2日 (日)

ただいま錬成会真っ最中

今週の渋谷教室は休みにさせてもらって、
富山の生徒の作品制作錬成会。
1月の独立書展に出品する作品です。


みんな燃えてますimpact


燃えてないのは森大衛だけsweat02
っていうか、時々様子を見ながら
新出品者の落款印を作ってます。
一気に10人以上増えたので。


森大衛はみんなの作品が完成したところで燃えますbomb


昨年度の審査の模様と、展覧会の模様

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月31日 (金)

掘り出し物

人と人との関わりというのは、
何でも気さくに話せる気心の知れた関係ももちろん大事だけれど、
年に一度、数年に一度、いや一生にたった一度のほんの一瞬のふれあいでも、
たとえその存在を一方的に知っているだけだとしても、
人生にとって重要な人が誰にでも必ずいるはずだ。


書家は書家同士、作品で会話をする。
それぞれが作品を生むために何をしてきたのか作品から伺えるからだ。


「私はこんな想いでこんな風にうんぬん」などと口にしたり、
文章にしたりした途端に消えてしまう“気”みたいなものを
一心に筆に託すのが書芸術の真骨頂。


それはまるで言葉を持たない人間以外の生き物が、
以心伝心できている本能に近いかもしれない。


言葉や文章にした解説など、ほんの1%くらいの価値。
どんなに熱く語ろうとも、書かれたものが限りなく真実に近い。
経歴も肩書きも意味はなく、書かれたものがその人そのもの。
そのためには書道家でも書家でもなく、書人の精神であらねばならない。


だから、このブログの文章のほとんどが森大衛にとっては1%にも満たない戯言。
掲載の「書」を見て物事の本質を見抜くべし。


ってことは、どーでもよくて。


中国製のちょっと使いづらかった筆を使いやすい筆に修理に出していたのが
今日完成してきました。


081031_02030001 081031_02020001


羊毛でこれ以上の長さの筆はたぶん殆どどこにもないはず。
あったとしても、百万円以上するんじゃないかな?

でもこれ、すーーーーっごくお安かったのよ、奥さん。
修理代を合わせても富山東京間の往復飛行運賃よりお安かったの。

ワタクシ、掘り出し物みっけるの得意でしょgood

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月28日 (火)

20年前の年賀状

「先生は年賀状はもちろん手書きですよね?」と聞かれて、
「もちろん印刷です!」と答える森大衛です。
正直過ぎですか?
でも、書いてる時間が全然なーいsweat01


ってことは、去年のブログでも書いたのでどーでもよくて。


今日、ある生徒さんが僕がちょうど20年前の昭和63年、
23歳の時に出した年賀状を持って来ました。
結構簡略化してるけど、当時はまだ一枚一枚手書きでした。


081028_16180001

うえー、恥ずかしいsweat02

バックの絵は、ANAの代理店勤務を辞めた翌年だったので、
ふと車のサンルーフから飛行機を見上げた場面です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

筆ペンで書こう!麗しのひらがな

レギュラー番組がスタートしましたtv

ラジオなのにテレビ?
テレビなのにラジオ?
それはNHKデジタルラジオ


この日が収録でした

Photo


この放送は、デジタルラジオ対応のau携帯あるいは、
パソコン用チューナーを設置してご覧いただくことになります。


デジタルラジオの詳細はこちら


番組では、こんな感じでひらがな全文字1文字ずつを書く場面の接写や、
森大衛の小学生から最近までの作品、臨書手本の紹介や、
待ち受け「麗」ダウンロードなどもありますのよ、奥さんshine


といっても、森大衛の携帯は対応していないのと、
エリアが東京と大阪のみなので、自分では見れないんですがsweat02

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スゴ過ぎる表札

この日にご紹介した、“KNBふるさとスペシャル”
「柴田理恵のよってかれ とやま観光開発事業団」が、
10月26日(日)に放送されました。


番組内では、加藤晴彦君にこのような表札がプレゼントされました。

081028_07300001

井波彫刻と森大衛のコラボsign03


ご要望の方は、MOJI PROJECT JAPANまで。
価格はサイズや彫りによりますのでご相談ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月26日 (日)

子供たちの書き初めに向けて『る』

渋谷教室には、小学校以来の初心者はもちろん、
大学の書道専攻科を出て教員免許を持っている人や、
中央展で大きな賞を受賞してる人まで来ています。
富山よりも遠いところから通っている人もいます。

でも、全員初回は「三」の練習からやってもらいます。


ってことは、どーでもよくて。


今回は『る』です。
お母さん曰く、“白目をむいた瀕死の白鳥”だそうですng

Ru_l 


大変だsign01早く助けてあげなければsign03


Photo
ジャーンshine救世主イケメン王子登場heart01
最後の回転は上に突き上げてから降りるんですよgood

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2008年10月24日 (金)

女脳 男脳

今年の春にやってた金曜ドラマ「Around40」のプロデューサーは弟の同級生。


ってことは、どーでもよくて。


後輩の俳優 内浦純一出演の舞台、8キャラット「女脳 男脳」を観て来た。


昨晩、東京に向かう夜行の中からちょっとメールしたら、
即電話がかかって来て、「先輩来てください!」と言われたので行ってみた。


そしたら5年前、今、昼ドラに出演中の相葉健次の舞台を観に行った会場だった。
あの時の健次は10円ハゲのカツラで登場したのが強烈に印象に残ってるsweat02


内浦純一は去年の昼ドラ麗わしき鬼に出演してたし、
もしやこの会場は昼ドラ俳優の隠れた聖地か?


ってことで、(どんなこと?)
26日(日)までやってるので、お時間のある方は
ぜひ観に行かれることをお薦めすますわ、奥さん。


昼ドラとは違って面白いコメディーでございますわよgood


追伸:来月は内浦純一出演のこちらの舞台もございます。

081025_10180001

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年10月23日 (木)

子供たちの書き初めに向けて『ひ』

ZIGGYの「GLORIA」を聴くと、伊藤咲子さんの「きみ可愛いね」を思い出すnote

 

森大衛です。こんにちは。


ってことは、どーでもよくて。


今日は「ひかり」の“ひ”です。
書いてお送りいただいたお母さん曰く、
「悲惨の“ひ”」「卑屈の“ひ”」だそうです。
でも、そこまで自虐的にならなくても…sweat02
Hi_l
確かに“悲愴感”は漂ってますけど…ng
原因は、“い”と同じように2画目が右に下がったからですねdown

これは、幼児向けのテキストでも、大人の“かな”でも
基本中の基本なので、上のようなバランスになっていると、
書き初め大会などの展覧会の審査では、
「右が下がっちゃいましたね残念sweat02」と落選してしまいますsweat01

ってことで、↓このように左右の高さは揃えましょうscissors
Photo

“ためしてガッテン”でも言っていたように、
幼い頃に教わってインプットされる“脳内文字”って大事ですね。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

表札

森大衛の「MOJI PROJECT JAPAN」では
このような表札のお仕事も承っておりますのよ、奥さん。


Hyosatsu


ってことは、どーでもよくなくはなくて。(いつもとは違う展開shine


先日ご紹介した10月26日(日)午後4時からの“KNBふるさとスペシャル”
「柴田理恵のよってかれ とやま観光開発事業団」では、
もっとスッゲーものが登場しますわよsign03

富山県の皆様お楽しみにhappy01

| | コメント (1) | トラックバック (0)

«子供たちの書き初めに向けて『お』