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│<< 前へ │一覧 │コメントを書く |2008.11.02
随分以前から思っていた。
救急病院にまつわる問題が最近噴出しているが、少し前から 予想できたことだ。 5年前から大学病院の「医局制度」が廃止され、 「臨床研修医制度」も変更され、新人医師が都会から地方まで あまねく人員配置されていた時代は終わりを告げた。 つまり、実地経験もない、まだ医者とも言えない未熟な人間が、 自分で診療科を選び、研修先を選び、医者の配置や診療科ごとの人員数に 不均衡を来している。 本来医者というのは、「人のため、人の命を助けるためになりたい」 という職業だったはずだった。 しかし、いまは、「金のため、自分の将来の安定のためになりたい」 と考える医者ばかりが生まれている。 しかも、大学病院や総合病院に勤める勤務医の就労条件はすこぶる悪い。 なのに、開業医は大した実力も情報も知識もなく、誤診することも多いのに、 安穏としていられるほど金儲けできる。 これは、「医師会」のおかげだ。 この「医師会」というのも何のためにあるのかわからない。 おかしな医者がいて、どう考えても誤診だし、薬の処方を間違っていて そのせいで大事になったというとき、「調べてほしい」と訴えると、 「何が欲しいんですか?」 と聞いてくるそうだ。明らかに圧力をかけている。 それが不服なら、弁護士を雇って法的措置を取るしかない。 が、医師会と開業医が結託して、情報を出さないし、平気でうそをつく。 弁護士費用が高額で、結局泣き寝入りをさせられる。 そんな医療の現場で、前々からおかしいと思っていることがある。 それは、「週末手薄になる人員」だ。 先日の、妊婦のたらい回しについても、周産期母子医療センター(ER)に 当直医師が一人しかいなかったから断った、という言い訳をしていた。 どうして週末に手薄な体制を取るのだろう。 入院しているとき、だれもが知っていた。 容態が急変し、危篤になって亡くなるのは、決まって週末だ。 主治医もおらず、看護師の人数も少ないため、集中治療室に入っても 対策を打つことができない。 日曜の朝、もしくは月曜の朝、ゴミを捨てにいくと、ゴミ置き場には 大量のゴミの山が築かれている。大抵朝方亡くなり、故人が使っていた ものはゴミ置き場行きとなる。平日とは比べ物にならないくらいの 確率で週末に人は死ぬ。 理由はわからない。同じ入院患者のおばあちゃんは、言った。 「不安になるのかな。先生がいないと」 またあるおばさんは、 「ちょっとおかしくなったとき、処置を間違うのかもしれないよ。 主治医がいないから」 そんなことも言っていた。 真実はわからないが、病気は、週末だからといって待ってくれないし、 週末ということだけで心理状態が不安になり、容態が悪化するということも あながち想像だけの世界ではないような気がする。 しかし、病院は、医者は週末休みたがる。 救急を受け入れている病院であっても、意味のない医者が当直していて、 救急の意味をなさないことが多い。 元同居人が日曜日に急に熱を出し、近くの救急病院に連れていった。 熱くらいのことなら、専門医は必要ないと思ったからだ。 とりあえず原因がわかって頓服でももらえばいいと。 で、救急入り口から入ると、非常にたくさんの診察待ちの人がロビーにいた。 どんな症状なのかよくわからなかったが、救急患者が多いのに驚いた。 明らかに事故に遭ったとおぼしき、頭から血を出している人、 野球のユニフォームを着て、足に添え木をしているおじさん、 ソファに横たわっている人など急患とわかる人から、病気とは思えないほど 元気そうな人まで、さまざまだった。 ま、平日と同じくらいの急患がいてもおかしくないのだから、 20人くらいが待っていても、異常ではないのだろう。 診察を終えた同居人がロビーに戻ってきて言った。 「精神科の医者しかいなかったから、頓服を出すだけって。明日、 内科に行けって言われた」 救急の意味がない。 頭から血を流していた人は、足に添え木をしていた人は、 どうなったのだろう…… 精神科医だけって……。 外科か内科の医師を置いておくべきだろう。 報道番組などでは 「お医者さんは一生懸命やっている」 「国の医療行政が悪い」 「医師が不足している」 「訴訟大国になりつつあるのが問題」 などと言っているが、一番の問題は、 「医者が医者の使命を忘れている」 ということではないだろうか。 警察官でも、消防士でも、海上保安官も、熱意と使命感の元、 金に置き換えられない、無償の情熱を注いでいる。 この類の職業の人たちは、並々ならぬ人間教育を受ける。 そうした人間教育を医大がしていないから、ドクハラが横行し、 自分のことしか考えない医者ばかりが輩出されるのだ。 「医者不足」なんて、本当かどうか。 「外科」「産科」「小児科」と「ER」の医師が足りないのは明白だが、 「眼科」「皮膚科」「形成外科(独立開業すると、美容整形医になる) などが閉鎖になったなどと聞いたことがない。 要は、金儲けができ、安全な科を求める軟弱な医師ばかりになった ということだ。 医局制度の廃止や臨床研修医制度も改める必要があろう。 「せめて国公立の医科大学を卒業した者は、10年間、大学所在の地域 もしくは故郷にお礼奉公する」 という決まりをつくるのは至って順等だ。 国や地方が多額の金を使って医師にしてやったのだ。 恩返しは絶対必要だろう。 私学の医大を出た人間は好きにやればいい。どちらかといえば、金を 出してくれた親に恩返しをしたいだろう(大抵医者の家系、とやらで 金はザクザク持っている親が多いようだが)。 いずれにしても、「医療」「医師」の世界は非常識が常識になっている。 マスコミの報道も、そこのところをきちんと精査して物事を報じる必要が あるように思う。 大阪府の阪南市立病院を見てみればよくわかる。 赤字を抱え、地域の基幹病院であるにもかかわらず、廃業の危機に 直面した際、前の市長が年収2,000万円を保証したら、医者が集まった。 ところが、新市長になって(この人は前政権のとき副市長だった)、 給与を切り下げると言った途端、集まった医者はやめると言い出した。 地域に対する使命感も、患者を助けたいという医者としての志も、 あったものではないということではないだろうか。 二言目には「やめる」という言葉を用いて地域に圧力をかける。 まことに嘆かわしい。 医学生に対する人間教育を怠った結果……、だけではないだろうが、 「聖職」たるべき医者の人格や人生観が凡人化してしまった……。 ま、政治家も、教師も、景観も、公務員もそうなのだから、仕方ないか…。。。 この記事のトラックバックURL:
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/basala/diary/200811020000/18f42/
眼科の閉鎖なんて田舎じゃいくらでもありますよ。
滋賀だと能登川病院にはなくなりました。湖北総合病院は非常勤のみ。来年には長浜赤十字からも眼科が消える見込み。 あと、雇用契約を勝手にかえれば雇用そのものが成立しないのはあたりまえで、医師の使命感の問題にすりかえるのは筋違いです。 あと、聖職者としてやっていける医師のみを集めるとたぶん数が足りなくて医師も患者ももちません。凡人の医者でもやっていけるようにシステムを考えるのも大切じゃないですか? 一般の「常識」がうわずった非現実的な正義感のみで成り立っているのは医療のみに限らず最近の社会の悪弊と思いますよ。(2008.11.02 23:53:46)
何様のつもり?(藁)
受益者が他者に「人道」とか「使命感」などということばを使って一方的な奉仕を要求するなんて厚かましい、増税なりなんなりして出すもん出す覚悟くらいしていうべし、。 (医師やナースはてめえの奴隷ではねーし)(2008.11.02 23:57:15)
雇用条件について平気で吐いた唾を飲み込むのを「ブラック企業」と世間の「常識」ではいいます。
「ブラック企業を避けれるものなら避ける」という「世間の常識」を医師には許さないというのはダブルスタンダードでありご都合主義で頭の悪い言説と思います。(2008.11.03 00:01:47)
BAKA'S BLOGですか?
あんた一体何様ですか? 医師会に権力なんてありません。あったら医療費削減されません。それから、医師会は開業医の団体なので、結託も何もありません。 週末に医者が手薄なのが不思議ですか?今回の事件の墨東病院は定員9人のところ4人で仕事を回していましたよ。2人体制で当直するのなら、2日に1回当直(当然通常勤務もします)ですよ。死ねというのですか? だいたいあんたの元同居人も熱ぐらいで救急病院に行って、忙しい医者に迷惑をかけたと思わずに、精神科医しかいない、って文句たれて。それだけ医者がいないから内科系の当直を泣きながらやってるんじゃないですか。それもわからないアホですか。 だいたい国公立大学の医者の養成費は学生が払った学費で十分におつりがでます。大学の予算の大半は看護師等の医師以外のスタッフの給料や先端医療、不採算部門の医療費に消えています。 嘆かわしいのは医者ではなく、あんたみたいな半可通で文句をまき散らす愚民ですから。(2008.11.03 00:26:16)
救急医療の現実を扱った動画があります。
NEWS ZERO「救急崩壊」1日目 患者を断らざるを得ない「受け入れ不能」の実態。 http://www.youtube.com/watch?v=Bua7R0bQioo NEWS ZERO「救急崩壊」2日目 経営不振で「2次救急」が次々と撤退、「2次救急」レベルの患者が「3次救急」へ…。 http://www.youtube.com/watch?v=sQ7ufv7bfzM NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(1/2) 夜間救急に多数の患者が押し寄せパンク状態、その多くが、救急医療が不要な「軽症患者」。 http://www.youtube.com/watch?v=akEbC5khXKE NEWS ZERO「救急崩壊」3日目(2/2) 「私たちの病院を守ろう」と立ち上がった市民。 http://www.youtube.com/watch?v=8VQlgK3UgQQ 上の動画を元にした記事です。 よろしかったら読んでみて下さい。 http://punigo.jugem.jp/?eid=453(2008.11.03 01:13:58)
>「医局制度」が廃止され、
廃止されてないし、そもそも医局は公的な組織ではない。それくらい調べなさい。 >「臨床研修医制度」も変更され、新人医師が都会から地方まであまねく人員配置されていた時代は終わりを告げた。 5年前も10年前も、あくまで各病院が医師と契約を結んでいただけ。ただし、以前は教授らの強制力により行きたくない病院と契約していただけ。 で、医局に属さない医師が増えたら、魅力のない病院に人が集まらなくなっただけ。 >つまり、実地経験もない、まだ医者とも言えない未熟な人間が、 研修医は法的に医師であり、10年選手、20年選手と同じ。実務面で力が足りないことは間違いないが。 >自分で診療科を選び、研修先を選び、医者の配置や診療科ごとの人員数に不均衡を来している。 経験が少なければ、勤務先を選ぶことや自分の仕事内容を選択することもできないのですか。どこで研修すれば一番力がつくか、自分の希望する将来のためにどこで働くのかを考えることがなぜ問題なのかわからない。日本国憲法すら知らないのか、あんたは。 そもそも不均衡が生じているのはマクロな問題ではないのか?それを個々人の責任に矮小化して何の意味がある?(2008.11.03 01:26:17)
>本来医者というのは、「人のため、人の命を助けるためになりたい」という職業だったはずだった。
しかし、いまは、「金のため、自分の将来の安定のためになりたい」と考える医者ばかりが生まれている。 医者のあるべき姿とやらも、医師の変質があったという話も、すべてあなたの頭の中のイメージでしょ。 そこまで断定的に言うならば、昔(いつのことだ?)と現在が違うことを客観的に示しなさい。 >しかも、大学病院や総合病院に勤める勤務医の就労条件はすこぶる悪い。なのに、開業医は大した実力も情報も知識もなく、誤診することも多いのに、 安穏としていられるほど金儲けできる。 開業医のほとんどは勤務医として長年経験を積んだ医師だ。 開業医に誤診が多いという話の出典は何?きちんと割合を示しなさい。その数字にしたって、診療所で初診を扱う場合が多い事、検査も限られるので診断を下せない場合もある事、なども加味する必要があるのでは? 開業医もどんどん潰れてるよ、知らないの? >これは、「医師会」のおかげだ。 医師会がどんな組織化、どんな力をもっているのか調べてみなさい。自分の言っていることに赤面するはず。 全文に対しこんなことやってたらいつになるかわからないのでもうやめます。 もう少し勉強しましよう。恥ずかしすぎるよ。(2008.11.03 01:27:48)
美容整形は形成外科じゃなくて整形外科だよ。
眼科でも休診してるところはいっぱいある http://www.google.com/search?hl=ja&q=%E7%9C%BC%E7%A7%91%E3%80%80%E4%BC%91%E8%A8%BA%E3%80%80%E5%85%AC%E7%AB%8B%E7%97%85%E9%99%A2&lr= >>どうして週末に手薄な体制を取るのだろう 人が足りないから。産科と小児科が顕著なだけで、どこも慢性的に不足してるよ。あとな、他の科が楽なんて思い込みもいい加減にしろ。どの科だって当直もあるし、劣悪な労働環境だ。 >>「医者が医者の使命を忘れている」 馬鹿かお前、医師だって人間なんだよ。家族もあれば生活もある。労働基準法を無視して働き続けろとそう言うならば、代わりにお前がやってみろよ。 何の社会貢献もしてないお前に善意を強制される覚えはない。 (2008.11.03 01:33:49)
まぁ色々と突っ込みが入っていますので、あまりふれられていない部分で参加しますが。
・本来の医者というのは何時の時代の話をしているのでしょうか。少なくとも医局制度で縛られていた時代ではないですよね。なぜならその時代はそういった縛りがないと僻地へ行く人がいなかった訳ですから。となるとそもそも救急医療というものが存在しなかった時代の話になりますし、また他の職業に置き換えてみると、そもそもサラリーマンとは会社に滅私奉公するものだとか、農家は政府に米を納めるだけのとか、時代錯誤な主張ですよ。 ・警察官でも、消防士でも、海上保安官も犯人を取り逃がしたとか、鎮火しきれなかったとか、国境侵犯を防げなかったとかで、民事や刑事で訴訟されることはありません。犯人んを取り逃がした警官をその都度裁判にかけていたら警官のなり手はあっという間にいなくなりますよ。これは職業意識の欠如ですか? ・医学部にかかっているお金(税金等による援助)というのは他の学部のそれと大差ないということはご存知でしたか? つまり国公立大学に入ったらどの職業につこうが強制的に国に恩返しする必要があるということになります。どこかのバカなブログで医学生1人1億円かかっているというような数字を出していましたが、それは「医学教育以外(付属病院や研究施設)を含む経費を学生の頭数で割った数字」で出したそうです。ということは例えば物理学科の学生の教育費を「スーパーコンピュータやトリスタンやカミオカンデの費用」もたして頭割りするようなもので、物理学科の学生さんは一生かかっても返しきれませんね。(2008.11.03 02:09:29)
あなたの考えを示すことに全く異論はありません。
ただ、医療に関する情報が世の中に溢れている今、それらの情報を無視して、頭の中のイメージや自分が一度経験した事柄だけで、すべてを語ろうとすることがどれほど愚かなことかよく考えてみてください。 このような個人のblogに「攻撃」してくることは「世間の非常識」かもしれません。ただ、全く根拠もなしに、むしろ誤った知識で(現状を知ろうとする努力もせず)、誹謗中傷されることには到底納得できません。私が読むことができるように、誰でも読むことができるのですから。間違っていると考えることには反論します。 ある問題に対して自分の意見を表明するにあたり、印象ではなくきちんとデータを示すこと、必要があれば出典を示すこと、また、その問題に対してこれまでにどのような議論がなされているのかを把握することは最低限の事です。今回のように特定の集団をひとくくりにして蔑むならなおのことです。 興味がおありなら新書でもなんでもよいから手に取ってみてください。書店にいけば山のようにあります。上で示されたサイトでも結構です。そして、自分の書いた文章を読み返してみること、そしてあなたの意見の前提としているものに根拠があるのか考えてみることをお勧めします。 あなたが医師に理想を持っていることはわかります。ただ、体を壊すまで働き、十分な対価もなしに奉仕しなければ医師でないというのは異常ではありませんか?医師だって食っていかなきゃならない、家族を養わなければならない。 あなたの同級生や身近な人に医師になった人はいませんか?彼ら彼女らは人間性が欠落し、利己的で欲の皮の突っ張った人間ばかりでしたか?(2008.11.03 03:20:06)
稲亀石さん
医師の「都会偏重」の結果ではないでしょうか。うちの実家(三重)の県立病院でも、地元出身の医師の動向に一喜一憂するみたいですから。ただ、いま、「聖職者」としての意識がなく非現実的ても、今後、そういう医師を育てるのは必要かと。 (2008.11.03 08:12:43)
通りすがりさん
医師や看護師さんにボランティアを求めているのではありません。職業である以上、給与が支払われているはずで。正当な対価を支払っているという意識を持ちながら、市民(国民)は医療を受けているはずです(サラリーマンと企業が負担する健康保険料はものすごい)。(2008.11.03 08:15:43)
ついでにさん
頭はいい方ではないので、反論できませんが、患者と医師との信頼関係(そういうと、また反論がきそう)は、医療に必要不可欠なはず。命を任せている患者の気持ちは無視されていいのですかね、(2008.11.03 08:17:39)
ヤブさん
書き込みがこんなにあったのは始めてです。 どうやってこのブログにたどりつかれたのか疑問です。それだけ、医療問題は関心が高いということですね。(2008.11.03 08:22:56)
ななさん
見てみます。私の小学以来の親友も救命救急に長くいて、いろんなことを聞いています。報道でも、関心を持って見ています。でも、10数年年から確実に医療現場の様子が違ってきているのを実感しています。財政難による医療費問題で取った役所の施策(国会の施策のように見えて、法律案をつくるのは役人なので)が根源にあることもわかるのですが、そうではないものが隠されているような気がしてならないのです。愚民ですから(あ、これは「アホだなぁ」さんの言葉だ)。(2008.11.03 08:29:01)
まずはこちらをご一読下さい。
■ ■ ■ 医療堕落論 ■ ■ ■|勤務医 開業つれづれ日記 http://ameblo.jp/med/entry-10050058240.html (2008.11.03 08:33:18)
yabuさん
「医局制度」は、全廃とは認識していませんが、多くの大学病院で実施しているはず。実際、そのことで被害(というとまた叱られるか)、影響を受けている患者さんも多いと認識しています。死に瀕するような病気になっているとき、「科が閉鎖しますので、転院してください」などと言われた人の気持ちを考えると…。 医師になりたてのお医者さまに点滴をしてもらったら、血管を突き破って、向こう側に針の先が見えたときは冷や汗をかきました。結局、看護師さんが代わってやってくれましたが。医療現場は経験が大きくモノを言うのではないでしょうか。 日本国憲法……、患者側にもその恩恵にあずかれる権利はあるはずなのですが…。(2008.11.03 08:35:34)
yabuさん
「経験に基づく」としておけばよかったですね。 役所が出している「白書」かなんかで数値を調べ、それを論拠に論評するというのは、プロの仕事であって(仕事の場合はそうしていますが)、ブログには不向きなような。 実際の経験で言うなら、すべて論拠があります。しかもそれは、「患者側」という立場でしかないものです。医者ではありませんから。もしよければ、yabuさんのブログかHPで、医者側の論拠を示していただけませんか? 必ず拝見しにまいりますので。(2008.11.03 08:40:27)
aaaさん
医療の世界に対する誤解(見識の浅さ)については、批判を受ける必要があると思います。文字を書いてしまったのですから。でも、「社会に貢献していない」というのは聞き捨てならない。 労働基準法を無視してでも働き続けなければならない人は世の中にあふれるほどいます。こういう法律を振りかざす人種は、自分が「世の中に認められている」そして、「働き蜂のように働くのは、無能な民」という意識がどこかにあるのではないですか? しかし実は、日本がこんなに豊かなのは、寝食を忘れて働き続けている中小零細企業に身を置く人たちです。 働き過ぎて体を壊して入院でもしたら、偉いお医者様にむげに扱われては……、あ、ここで反論すると、反論の応酬になりますね。 ご意見、うかがっておきます。(2008.11.03 08:45:57)
☆ぽ☆さん
なるほど。ご指摘の事柄、調べてみます。 私の兄は警察官ですが、裁判にはよく出ています。「証言」という立場ですが。警官の場合、民事より先に刑事がありますので、有罪となれば懲戒免職とともに刑の執行があります。職務遂行のためでも、やり過ぎや規定外のことをした場合に。 日本が訴訟大国になるのはどうかと思うし、できれば医療現場には持ち込んでほしくないと思いますが、それをさせない手だてを講じることは必要ではないでしょうか。医師の側も、患者の側も。(2008.11.03 08:53:13)
yabuさん
お医者さまですね。何度も書き込み、ありがとうございます。 どんな職業でも、「社会に貢献している」という自負があるから続けられるのだと思います。私も若いとき、働き過ぎて倒れた一人です。そのときに病院に3ヵ月もお世話になり、「もう病気はしてはいけない」と思いました。随分医療費を使ったからです。 それでも20年以上、かなり無理をして働いてきたと思います。時給に換算すれば、泣けてくるような報酬でした。そんな職業はたくさんあると思うのです。 そんな中で医師の世界だけがクローズアップされるのは、「状況が余りにも悪い」という物理的な問題が根拠になります。おっしゃるような数字の世界も、物理的に判断するしかありません。冷静でかつ間違いのない論拠です。でも、数字にはあらわれない部分もあるように思うのです。お医者様の苛立ちは、「明日への不安」「無理解な世間への落胆」「思いどおりにならない現実」というものではないでしょうか。それは、お医者様になろうと思ったときに自分が抱いたイメージや理想との余りにかけ離れたギャップから来るものだったはず。そのギャップがどこから来るものなのか、どうすれば解決に結びつくのか、ぜひお医者様の立場から教えていただきたいのです。 そうすれば、国民の見えざるものに対する苛立ちや不安も少しは解消されるのではと。(2008.11.03 09:03:20)
アホだなぁ。さん
アホだなぁ。さん お医者さまですか? 定員9人を4人で回さなければならない状態であるという状況の根源を教えてください。そのこと自体は愚民には関係のないことで、政治家が悪いのか、厚生労働省が悪いのか、病院が悪いのか…。愚民への批判をするなら、愚民にわかるご説明を(それが、状況改善の第一歩になると信じて)。 ※順番が後先になって済みません。ちょっと書き直したものですから(2008.11.03 09:06:14)
都会偏重だけじゃないですよ。神戸西市民病院も眼科医師が引き上げ寸前で、医師の善意でもってますがまともに手術はできません。病院そのものを減らす動きもあります。県立尼崎病院と塚口病院の合併とかね。いずれも、三重とは比較にならない都会です。
そのつどそのつど便利そうなキーワードで言いぬけするのも思考停止のひとつですよ。 労基法通りじゃない仕事も世の中にいくらでも云々も、要は自分に都合よく医師を奴隷にしたいというだけですね。医師に資格を要求する時点でこれは無理です。 一般庶民ぶって責任を行政や制度に転嫁するのが最大に罪深いのです。お客様気分でいればだれかが尻を拭いてくれるだろうという甘えがまずいのだと、そろそろ自覚されたほうが身のためかと。 ま、「育てる」なんてこといってるうちは無理でしょが。あなた、今からそんな人になれますか?「聖職者」なんて、人に求めてそうさせようというようなものではありません。だから、聖職者じゃなくてもまともに持続可能なシステムが必要なのです。その中で「目覚めて」いくのはありかもしれませんが、いまのように踏みつけにされたまま「聖職者になれ」というのは無茶ですよ。まずはご自身でそうなってくださいな。(2008.11.03 09:46:08)
「自分らはちゃんとお金払ってるのに」とか思ってはるようですが、、医療費ってのは工場製品でなくて機械化出来なくて人手による労働集約だからとんでもなく金がかかるのよねえー
あんたが言ってるのは毎月ん千円も払ってるのに、週末でも夜中でもすぐにちゃんとしたフレンチが出ないのは料理人が「使命を忘れてる」と言うてるのと一緒。 もともと昼間以外はかなりレベルダウンせんとしょうがない、、昔は昼間の医学もそこまででなかったので差がもう少し目立たんかったかもしれんですけどね、。 ちなみに田舎の公的病院で民度の低い地域は「おれらの税金で食ってるだろう」と田舎議員や市民が公言したりして医局のなかで不評で、後任をみんなが拒否したりして「撤退」となるとかありがちですねえ。 > 職業である以上、給与が支払われているはずで。 > 正当な対価を支払っているという意識を持ちなが ----- (2008.11.03 09:52:59)
稲亀石さん
うーん、お医者様の立場からおっしゃることに、反論する余地はありません。こちらはあくまでも患者側の意見でしかないし、経験論を論拠にしていますので。医療界のことをすべて熟知してからでないとブログに意見が書けないのなら、ほかのことに関しても同じことが言えるわけで…。この後、山のような仕事が待ってますので、コメントに返事が書けなくなります。 納期というものに追われる、中小零細企業ゆえ、どうかお許しを。(2008.11.03 09:54:44)
ふん(藁)
あなたの言う「信頼関係」とやらは結局は医師の一方的奉仕ってことですか? 「信頼関係」ってのは双務的なものであって、片方が報酬額をあとから大幅に値切るなんてして、信頼関係を壊したのは市民の選挙によって選ばれた市長とかのサイドでしょ、馬鹿馬鹿しい。 >患者と医師との信頼関係(2008.11.03 09:56:56)
ふん(藁)
あなたの言う「信頼関係」とやらは結局は医師の一方的奉仕ってことですか? 「信頼関係」ってのは双務的なものであって、片方が報酬額をあとから大幅に値切るなんてして、信頼関係を壊したのは市民の選挙によって選ばれた市長とかのサイドでしょ、馬鹿馬鹿しい。 >患者と医師との信頼関係(2008.11.03 09:57:43)
書き込んだつもりが通ってなかったので書き直します。
すべての情報を知るのは無理です。しかし、まともに想像力があれば、ピントはずれのことを垂れ流すリスクは減るということです。 問題が表面化するのは最後であって、それまでに水面下で非常に苦しいごたごたがあるのは、社会人であればわかるでしょう。 一部患者のモンスター化、医療費の過酷な刈り込み、メディアの一方的断罪、司法の結果のみの評価、これらのおかげで医師はぼろぼろになりながら、それでもつい最近まではなんとかやってきたのですが、とうとうもたなくなっただけの話です。なのに、聖職者としての自覚がどうのといわれても、逃げるしかないですわね。 納期に追われてたってこの程度のことは想像つきませんか? 医療は部品交換ではないので、疾病がいったんおこれば必ずその部分は劣化します。劣化を認めてくれないような発注者を、あなたは受け付けますか? ですからいま医者たちは、発症前のメンテ程度の作業じゃないともう手をだせませんと言い始めたのです。追い込んだのは誰でしょう。(2008.11.03 10:27:14)
あなたには読解力というものがないようですね。
医局制度について;完全に誤解しています。だらだら返信するくらいなら検索して10分調べてみては。 医師も国民の一人ではないですか?それとも奴隷でしょうか?あなたのおっしゃる恩恵とやらを提供するのは国家でしょ。それを一部個人の権利をはく奪することで提供しろといっていることがおかしいと言っているのです。医師は国家資格ですが、国家から金銭の提供を受けいてるのではなく、あくまで個別に病院と契約をし、労働に対する対価をもらっている労働者なのです。国家とお国のために滅私奉公しますという契約などしていない。 経験が大切なのはどのような仕事でも同じでしょう。わたしが言いたいのは、医師としての経験が少ないことと、人間として未熟であることに、どのような 関連があるのかということ。そして、なぜそれが最低限の権利を侵害される根拠になるのかわからないということ。 あなたが仕事で苦労した経験があるから、他者はどんな条件でも働けといっていることがおかしいと思いませんか?それはあなたの仕事を再考する理由になれども、他者の仕事の軽重を判断する根拠にはなりえない。(2008.11.03 11:10:09)
データ云々について、blogで提示しろとは言いませんが、物事を考えるにあたり、あなたが前提条件としていることが正しいのか考えなさい、といっているのです。当然なんちゃら白書などを示せなどと言っていない。
ただ、あなたの頭の中のイメージが根拠です、では話にならない。前提条件がおかしければ、そこから話を進めても意味がない。 再度言いますが、あなたが意見を示すことになんの異論もないのです。私が問題と考えるのは、これだけ世の中にあふれる情報、少し手を伸ばせば山のようにあふれる情報、を無視している点です。あえて目を瞑ろうとしているのでは、とさえ思える点です。 反射的に返事しないで、一度調べてみてはいかがですか?本を読むのは数時間、ホームページを眺めるのは数十分、返信する時間で済みます。その上で考えていただき、もう一度この問題について記事を書いてくれたらと思います。 なにも論文のようなものを発表しろなどとは言っていません。ただ最低限のレベルはあるでしょう。他者の人格を、仕事を、ここまでけなすのならばなおさらのことではないですか?素人だから、などと言い訳をするな。だれもプロと思っていない。医療問題に限らず、物事を考えるにあたっての基本姿勢を問うていることがわかりませんか。 それと最後に。 お医者様とか気持ち悪い。とりあえずおだてておこうという気持ちなのかなんなのか、意図をはかりかねる。あなたの記事をよむかぎり、おい奴隷とか金の亡者とでもしたほうがよいのではないでしょうか。(2008.11.03 11:11:05)
「医者の非常識」ってよりは、問題は医者の動向が世間的な意味で「常識的」になってきたということですねw
「ブラック企業に勤務するのは嫌だ」←常識中の常識 それに対して医者は奴隷的にわたしたちのために滅私奉公する義務があると逆ギレするのは勝手だけど、それを「非常識」というのは論理的に間違ってます。 今まで医局に命令されたからって僻地の財政事情とかの都合で30歳半ばなのに手取り30万弱とかで365日・24時間拘束とかでオメオメと働いてた方が「非常識」なのですw (2008.11.03 11:43:16)
早い話、日曜日に元同居人とやらが救急で診療に行ったのに、精神科医しかいなくて、きちんと診療して貰えなかった事を腹立ち紛れに書き連ねただけでしょ。
みなさんがコメントしている様に事実認識が誤っている上(たとえ患者の立場としても)、他人を誹謗中傷することは、いくら個人ブログとしても、許され事ではないですね。 (2008.11.03 13:17:33)
同意します。
眼科が閉鎖になったのを聞いたことがないのは、 単に無知を晒しているだけ。 県民意識調査:南会津で医療不満6割 眼科診療不足が7割 /福島 http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/fukushima/news/20070903ddlk07040215000c.html 常勤医師3人が異動 新城市民病院 浜松から新たに派遣 http://chubu.yomiuri.co.jp/kenko/kenko080627_1.htm 同病院は医師不足に悩まされ、2006年から産科、今年4月から眼科が休診している。 (2008年6月27日 読売新聞) 県内の公的病院が診療縮小 医師不足で地域医療危機 http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001229632.shtml http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/Images/01229633.jpg 最も多かったのは産婦人科と小児科でいずれも9病院。眼科も8病院に上った。 (2008.11.03 15:42:02)
緑陰寸評:医師が足りない /熊本
http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20080630ddlk43070339000c.html 熊本労災病院も医師不足は深刻で、産婦人科や眼科などは定員割れしている。 東近江・能登川病院:4月から外来診療だけ 整形外科・眼科常勤医、月末退職 /滋賀 http://mainichi.jp/area/shiga/news/20080307ddlk25040573000c.html 県立病院好生館:館長、今月で辞職 医師2人も 不足、さらに拍車 /佐賀 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080318-00000257-mailo-l41 緩和ケアセンターの医師と眼科医も1人ずつ退職する。眼科医は補充がなく、医師不足の深刻さに拍車が掛かっている。 新城市民病院 来月で眼科休診 /愛知 http://chubu.yomiuri.co.jp/kenko/kenko080229_3.htm 大阪・市立堺病院に「病院経営監」を新設へ 特命で医師確保に奔走 http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/osaka/080306/osk0803060223000-n1.htm 昨年7月に眼科医4人が一斉退職したため、眼科が 外来、入院ともに休診状態になっている。 飯田市立病院:眼科を4月から縮小 常勤医3人が不在に /長野 http://mainichi.jp/area/nagano/news/20080110ddlk20040480000c.html (2008.11.03 15:44:14)
2007年3月議会
堀江ひとみの一般質問 http://www1.cncm.ne.jp/~jcpngss/0703gikaihoriesitumon.html 病院局長答弁 長崎県内においても勤務医が急速に不足しているという状況は同様で、地域の中核病院でさえも産科医、小児科医、眼科医、麻酔医などを配置できていないという状況が起こっています。 産科医、小児科医、眼科医、麻酔医などを配置できていない 長崎病院局長答弁で、医師不足4科が並び称されました。 (2008.11.03 15:47:23)
「僕の先祖は犬なんです」って言って、Hの時はいつも1時間もナメナメしてくれるの(´∀`*)
この前なんか○○のコスプレしたら、興奮して凄く ガ チ ガ チ になって超→カワイイんだよ♪ ポチャで黒髪で全然格好よくないけど、いっぱい気 持ち 良くしてくれるから良い感じ☆彡 http://tarou55.net/job_h/7rv7ave(2008.11.03 19:12:58)
医師不足とは結局は「奴隷医師不足」のことです。
ぶっちゃけ地方の救急医療などはそれだけの予算がないという舐めきった理由で、10年目の医者をレジデント(早い話が研修医の非常勤枠)として雇って月給30万円+ボーナスあるかなしかとかで扱き使って回してた余地大きいのよね。 大学病院の無給労働も悪名高いしー 結局出血大サービスで無償奉仕をしててもその献身を感謝されるどころか、その不満点をここのブログ主のような無償奉仕を当然のように思ってる人々から罵られるという馬鹿馬鹿しさ。(2008.11.03 20:22:24)
医業に志し、従業する皆さんと
医業に期待する方のコメントのやりとりですね。 お互い言い分があるのは最もです。 是非、医業に従じる皆さんの ブログを拝見したいです。 マナーって大事ですね (2008.11.03 20:22:33) ■トラックバック(1)
今年の夏どうだった?
俺はここで知り合った女と流れるプールでヤってきたよwwww
余裕でバレなかったし、妙に気持ちよかったし、お礼にって女から13マソ貰えたし、最高の思い出になったわwwwwww
http://XOwc9KPq.love-ex.net/GeSaZKnY.html(2008.11.03 19:39:19)
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