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更迭の前空幕長、定年退職 侵略正当化論文で防衛省 '08/11/3

 防衛省は三日、過去の侵略戦争などを正当化する論文を発表し、航空自衛隊トップの航空幕僚長を更迭された田母神俊雄たもがみ・としお空将(60)について、同日付で定年退職にしたと発表した。

 防衛省の事情聴取に対し、田母神氏は自ら辞職する考えのないことなどを強調。内規違反などに基づき懲戒処分を検討する手続きにも応じない意向を示したため、同省は「空将の地位にとどめるのは妥当ではない」として定年退職させたという。

 防衛省によると、空幕長の定年は六十二歳だが、更迭されたため六十歳での定年退職扱いとした。

 田母神氏は十月三十一日に空幕長を更迭された時点で定年退職となるはずだったが、防衛省が経緯などを聴くため、定年延長の手続きを取っていた。




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