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第4回:パスワードを変更しよう
第4回:パスワードを変更しよう利用者の特定,パスワードの変更について
1 今回の目的
2 授業の内容
3 はじめに3-1 利用者を特定することの大切さ大学のような不特定多数の利用者がネットワークやコンピュータを利用する環境では,利用者を特定することが行われています. この利用者を特定する仕組みにはいくつかありますが,函館キャンパスでは,ユーザ名とパスワードの組み合わせによって,利用者の特定を行っています.これは「パスワードは利用者本人しか知らない」ということが前提になっています. [1] なぜこのような仕組みが必要となのでしょうか. それは,誰かがある利用者になりすまし,その利用者が作成したファイルの閲覧や消去を行ったり,電子メールの不正な利用などを防ぐためです. 例えば,WindowsPCに「ログオン」する,電子メールを「読む」,UNIXホストにログインするときにユーザ名とパスワードの組み合わせにより利用者が本人かどうかを特定しています. さらに利用者のパスワードが破られる(漏れる)とその個人が被害を受けるだけでなく,システム全体の安全性(セキュリティ)が低下する恐れがあります. 3-2 パスワードの管理は大切だここまでに説明してきたことからもわかるように,パスワードは非常に大切なものです.同じパスワードをずっと使い続けることは安全とはいえません. [2] したがって変更することを推奨します.なぜならば,どのようなパスワードでも絶対安全ということはなく,破られる可能性があるからです. パスワードの変更については,後ほど詳しく説明します.パスワードについては,一度の操作で必要なパスワードの変更が済むようになっています. また,パスワードの管理については,以下の事柄にも注意してください. [3]
4 実際に変更してみるパスワードの変更作業は授業の担当者や情報機器の管理者が行うのではなく,利用者本人が行います.ここでは実際にパスワードの変更を行いましょう. 変更するためには,パスワードを管理しているUNIXホスト [4] に接続,ログインし,コマンドを実行します.接続およびログインにはSSH [5] を利用するプログラムを用いますが詳しくは,
を読んだうえで担当者の指示にしたがいます. さて,変更できたかどうかを確かめるため,いったんコンピュータをシャットダウンし,再び起動します.そしてログオンしましょう. 5 補足:ネットワークを通じてコンピュータを利用する今回とりあげたパスワード変更の方法は,手元のコンピュータから,あるUNIXホストに接続,ログインして行いました. このように,コンピュータ同士がネットワークでつながっている環境では,手元のコンピュータを通じて,他のコンピュータを利用することができます. その際にネットワーク上のコンピュータを識別する必要があります.その方法にはいくつかありますが,UNIXホストの場合,「ホスト名」をネットワーク上のコンピュータに,それぞれ割り当てることで識別を行っています. ネットワークを通じて,コンピュータに接続し,ログインするためには,そのためのプログラムを利用しますが,今回は,「SSH」という方法を利用するプログラムを利用しました. ネットワークを通じコンピュータに接続,ログインする方法は,これ以外にもあります.これらの方法の中には,システムと通信を行う際に,ユーザ名やパスワードをそのままのかたちで送るものがあります. そのような方法で接続,ログインするのは安全面のうえで問題がありますが,今回利用するSSHでは,通信の内容を暗号化することで,安全性を高めています. [6] なお,ネットワークに接続されたコンピュータについて,より詳しい説明を別の回の授業にて予定しています. 6 練習問題以下の文章で間違っている箇所を指摘し,どのように修正すれば良いかを考えなさい.
7 次回の予告次回の授業では,WWW(World Wide Web)を通じて情報を探すことについて,基礎的な事柄を学びます. 脚注
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