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最初に一言おことわりして置きます。以下に記述する内容は、全て私の個人的な見解ですから
当然の事ですが、間違いもあり、多数の反論が有ると思います。 そして歴史的な検証による評価の定まっている事実などを除いて、
現在有る、特定の個人や、特定の組織や団体や、特定の機関などに対して、 決して誹謗や中傷や攻撃する目的ではありません。
そのような主旨を御理解の上で、(そんな意見もあるのか?)と軽く受け流して下さい。
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★IT教育の重要性と人材育成について
『★IT教育の重要性と人材育成について考えてみましょう。』
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その前に下の、世界の15歳生徒のIT活用度調査結果を見て下さい。
★★★ 世界の15歳生徒【日本では中学3年生】のIT活用度調査 ★★★
下の表は、2003年度 【単位は%】
OECDなどによる調査結果です OECD【国連の経済開発協力機構】=世界の主要な先進国は全て加盟している
調査項目について P>
日本 P>
OECD加盟国平均 P>
インターネットで情報を調べて活用する。 例えば、教育関連サイト、公共関連サイトなどで いろいろな情報を調べて学校の勉強以外の教養を高める P>
22・3 P>
52.3 P>
コンピュータを情報の通信に活用する。 例えば、Eメールなどで情報やデータやプログラムなどをやりとりする P>
19・4 P>
52・7 P>
学習にコンピュータを活用する。 これは、語学教育など、学習そのものに端末コンピュータ【パソコン】を十分に利用していること指します。 P>
3・9 P>
28・0 P>
コンピュータでプログラミングをする。 例えば、コンピュータ用のソフト開発、携帯用電話用のソフト開発、個人でホームページの作成や運営、画像・映像・音楽・音声などのコンテンツ製作、 などのいずれか1つ以上ができる能力がある。
ブログ【ウエッブ・ログ】は含まない。 ブログだけをする人は一般的にはオペレーターであり、 プログラマー【ソフト開発者など】と比較した場合には、 スキル・レベルが非常に低いです。 P>
2・8 P>
21・1 P>
この調査結果から導かれることは、現在の日本では
OECD【国連の経済開発協力機構】に加盟している世界の主要な先進国の中では
バブル崩壊から現在にいたるまでの10数年間で、若い世代の
IT活用度は最低水準になってしまった実情を表しています。
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その原因を探っていけば、下記の様な問題点が浮かび上がって来ます。
1、失敗だった義務教育改革【ゆとり教育のたてまえのみが強調されで、教育内容の大幅な削減をした】
2、周囲から抜きでる発想や行動を許さない、日本だけの固有の文化に起因する。【出る杭は打たれる】
3、IT活用度の高い子供達が増加すれば、ITを活用した犯罪が大幅に増加する原因だと言う考え方
のみ強調する、文化人やマスコミの姿勢の問題。
4、現在、世界で最も携帯電話が普及しているのは日本ですが、携帯電話を使うことでIT活用度の高まったと云う誤解が、
国民に影響力のおおきい教育関係者や政治家や経済界や文化人やマスコミやIT業界など・・・にあります。
このような間違った認識が、日本中に広がっているのではないでしょうか?
5、携帯電話の普及はIT活用度の高める効果はなくて、単にIT機器を使用するオペレータ【操作する人】を増やしているだけです。
若い世代の携帯電話の使用は、本人自身のIT活用度が高まったと云う自己満足につながり、自分専用のパソコンを持とうとせず、
このことがパソコンなどの機器を使用して、本格的にIT活用【発想する、創作する、造る】ができる、
クリエータ【IT関連の創作者、ソフト開発者、WEB構築者・・・など】が育たない原因となり、逆効果になっています。
具体的には、【ゆとり教育】が浸透した結果、大多数の子供達は苦労して勉強などせず、
努力しないで自分が得することが、最高の美徳だと思うようになってしまいました。
また、コンピュータを例にとれば、パソコンに詳しいお子様を【パソコンおたく】だと
決めつける考え方がまん延していることです。
しかし、【パソコンおたく】だと、やゆしている場合ではありません。
そのような、パソコンに詳しいお子様を日本全体で大幅に増やす努力こそ必要なのです。
そして、その能力を活用して、日本社会を活性化すべきです。
また、ITを活用した犯罪の増加の原因を、ITが広く普及したからだと思う人々が増えています。
しかし、ITを活用した犯罪が大幅に増加する原因を、IT活用度の高い子供達に責任転化するのは
大変な的外れであり、短絡的な思考であって、どのような物事でも利点と欠点が相伴うものです。
例えば、飛行機は空を飛んで旅をしますが、時間を節約する長所と、墜落などの事故があった場合
大量の死傷者を発生する可能性が大きい欠点があります。
しかし、だからと言って飛行機は不要だと思う人は極少数だと思います。
飛行機は、飛ぶ前の機体整備や、飛ぶ時以後の天候などを十分に検証するなどで解決を計ればよいのです。
そして、ITを活用した犯罪に対しては、国策で、優先的に教育や防犯に強力に取り組む、などの方法で大幅に減少させる事が可能です。
ITが広く普及する事に後ろ向きでは、国の将来が危ぶまれます。
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また、経済協力開発機構(OECD: Organisation for Economic Co-operation and Development)は、
子どもたちのPC【パソコン】利用度と学力の関係などを調査したレポートの結果の公開発表を行っています。
「Are Students Ready for a Technology-Rich World?: What PISA Studies Tell Us」
同レポートは、15歳の子どもたちを対象に、OECD加盟国を中心とする世界の40以上の国や地域で
2003年に実施された「学習到達度国際比較調査」
(PISA: Programme for International Student Assessment)に基づくとされる。
最初のPISAは、2000年に調査が実施されており、3年間で各国の学生たちの家庭および学校において、
PC【パソコン】の普及が順調に進んでいる様子が浮き彫りになっている。
★ 2003年のPISAを分析して出された今回のレポートによると、家庭でPC【パソコン】を頻繁に利用している学生は、
調査対象となったOECD加盟国全体の74%に上っており、数学分野の平均点が517点となった。
★ 一方、家庭でPC【パソコン】を使う機会がほとんどない学生(18%)の数学分野の平均点は464点だったとされる。
★ また、学校でPC【パソコン】を利用する機会が多い子どもたちほど、数学の成績が良くなる傾向が見られたという。
★ さらに、PC【パソコン】利用歴が5年以上となる学生は、調査対象のOECD加盟国全体の37%を占めており、
数学分野の平均点は532点となった。
★ PC【パソコン】の利用年数が下がるほど、平均点も落ちる傾向が見受けられ、
PC【パソコン】利用歴が1年未満の学生(10%)の数学分野の平均点は433点だったという。
★ ただし、PC【パソコン】利用が、数学の点数を引き上げているのか、逆に数学の得意な若者が、PCを好んで利用する傾向があるのか、
どちらが正しいのかは、安易な結論は控えるべきだと、私は思っています。
すなわち、『にわとりが先か、たまごが先か?』に似ていて、安易な結論は控えるべきです。
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