拙稿:2008.10.26 どのようにしてcrack氏が工作員認定されたのか? 2 で少し触れたが、リチャード・コシミズ氏が独立党中央執行委員宛に送ったメールにて、要約すると、
1.juggernaut氏がまるで大阪で「勝手に」独立党(通称:KPC)を立ち上げるかのような主旨のことがかかれ、結局、彼も内部分裂を図る「工作員」認定をされている。(※KPC=Kansai Pilot Case)
2.がんいち氏からjuggernaut氏に「会員名簿」アクセスのためのパスワードがリチャード・コシミズ氏に無断で教えられており、変更されている。
と主張しているが、彼の主張は事実を歪曲して認識し、常識的判断から逸脱し、恣意的に「工作員」認定をしていると考えられる。
それらを解説していきたいと思う。
******(メールの抜粋)
2)-3.関西支部の「書記」役の人物から私に「間違って」C.C.配信されたメールがあり、「関西支部で独自の党紀や綱領を作ろう」とする動きがあることが分かりました。私は、そのような指示をした覚えはなく、また、まだまだそのような段階ではないと考えています、B氏は、メールが誤配されたことにいささか困惑されていたようです。さらには、この動きの「その後」についても一切報告はありません。また、関西支部では、「独立党はもはやリチャード・コシミズの後援会ではない。政治結社として自立...」といった議論がなされ、実際にSkype学習会でも、そのような発言がなされ、B氏の口からも同じ言葉を聞きました。私は、政治結社として機能するには、まだまだ人材がそろっていないと考えますし、私に相談も報告もないこの動きを容認するつもりはありません。
*******
まず最初に、「私はそのような指示をした覚えはなく」と言っているが、たしかに指示の有無の確証はないが、このこと(KPC=大阪にて党員同士の交流と意見交換の場をつくり、それを全国へ広げるためのモデルケースとしての検討)については5月7日に報告がなされ了承している。
「その後」についても一切報告はありません。とあるが、その後まともな「会議」が無かったので報告しようが無い。
この6月23日のメールの一月以上前である。その時の会話が録音されているのでそれを証拠として提示する。
( http://tamagodon.xrea.jp/data/20080507_kpc.mp3 2分56秒 )
次に「独立党はもはや・・・」のくだりについては、拙稿:2008.10.16 独立党とは、いったい何が目的の組織なのであろうか?を参照頂ければわかるが、そのように解釈されてもおかしくない独立党のスローガンが掲げられている。後になって削除したわけで、リチャード・コシミズ氏は突然、党員らになんら説明もなく路線変更をしたらしい。これこそ、正常な党員にすれば「そんなことを了承した覚えがない。詐欺師だ。」と思うはずだ。それにいつから独立党員は邪悪やカルトと戦うことにされたのか?もっとも現在は、正常な党員はほぼ皆無であろう。今も活動活発な党員は欺瞞に気づかない「正常でない残念な方」である。
メール文面内の関西支部の「書記」役の人物とは誰か。そう、あの悪質な妄想癖を持つ男、党員M氏である。確証はないので筆者はここでの言明は避けるが、ここを読まれる諸氏ならもしかして察しがつくのではないかと思う。
がんいち氏のjuggernaut氏へのパスワードの連絡については、既に、閉鎖された「独立党ブログの跡地」で書かれていた通りである。とりまとめをする人間が連絡もとれなければまとめることもまとめれないはずで、juggernaut氏が信頼されていることを受け、がんいち氏がそれを考慮して教えたに過ぎない。至極自然だ。
今更、「実は信頼してなかった」と言うのなら、リチャード・コシミズ氏は、更に嘘を周囲に言っていた詐欺師であるし、juggernaut氏に依頼した責任を取るべきだ。
この裏づけとして、2008.10.20 juggernaut 回顧録にてjuggernaut氏がリチャード・コシミズ氏から直接、大阪を取りまとめるよう、抱擁とともに依頼されていることを証言している。
また、小吹 伸一氏に独立党中央執行委員として任せるのはまずいということで、リチャード・コシミズ氏は6月21日に党執行委員解任と「解任要求の幹部らの署名」の提出を了承している。これを受けて、がんいち氏は、「小吹 伸一氏に開くことができないように」即座にパスワードの変更をした。(リチャード・コシミズ氏の「小吹 伸一氏の党執行委員解任の了承」については、別途、証拠を提示する予定である。)それを受けて、がんいち氏、破れ傘氏、juggernaut氏 3人の党幹部会議の様子を提示する。6月23日のことである。少なくともパスワードや会員名簿を流出させるとかの相談ではない。
( http://tamagodon.xrea.jp/data/20080623_pwdhenkou.mp3 3分9秒)
さて、ここまで読んで頂いても、釈然としない方には、もう少しお付き合い願いたい。そもそも、一党員でもあった、がんいち氏もjuggernaut氏もリチャード・コシミズ氏の承認を必ず得て動く債務があったかどうかである。
まず、独立党とは、元来リチャード・コシミズ氏が公に認めるも、彼以外の人間によって組織された法人格を持たない任意団体である。彼が「神輿」であっても、「担ぎ手」がいなければ「神輿」は単なる置物に過ぎない。「神輿」になるには「担ぎ手」が必要であり、それを担いでもらうために、権限をふりかざす立場でなく、むしろお金をもらっている以上、会員に対して奉仕しなければならない立場である。この後援会の主旨が気に入らないなら、独立党をリチャード・コシミズ氏が公認しなければいいのである。
そもそも考えてほしい。賛助会員(党員)になるには最低でも1口2000円を払うわけだが、一般社会通念でいえば、「このお金でリチャード・コシミズ氏の活動を活性化してください」という意味で払うわけだ。誰が自ら2000円以上のお金を払って、誰かの奴隷になることを志願するのか。そんな馬鹿な話は聞いたことがない。
パスワードでいえば、会員名簿の管理者はがんいち氏、小吹 伸一氏、crack氏、juggernaut氏が持っているのは後援会の独立党の幹部であるので当然である。党幹部が持たせて良いと判断した人間に持たせ、まずいと思った人間には持たせない。なんら不自然ではない。そんな後援会がいやなら、リチャード・コシミズ氏は公認を取り消せばいいだけだ。
要するに、彼の言うことに党員(党幹部含む)は、彼の主張に耳を傾けることはあっても、「絶対に聞き入れなければならない債務」はどこにもないのである。彼の主張はそもそも無茶苦茶なのだ。
つまり、リチャード・コシミズ氏が了承しているしていない云々は最初からそれらしくみせるための欺瞞であり、本来、そのようなものは存在しないのである。よって、最初から、リチャード・コシミズ氏が、会員名簿だ、会員同士の活動だとかに難癖をつけて、それをもって幹部を辞めてもらうなどという話は成立しないはずなのだ。
by ちょっとひと言
独立党が今のような「惨状」を世間に露呈してしまった原因は、要約すると、以下の三点であると考える。
一) コシミズ氏の「活動目的」の突然の変節
二) 独立党のネーミング
三) 5人が辞めた時点で独立党を解散しなかったこと
まず、一)については、後援していた政治家が、突然、後援者たちに何の相談もなく、自民党から民主党に鞍替えしたようもの。力士とタニマチの関係に置き換えるなら、突然、応援していた力士が横綱を目指すことを止めて、フットボールの選手を目指すようなもの。「そんなはずじゃなかった。もう俺たちは応援しないぞ」ということになる。これはこれでいのである。が、しかし…
二)「独立党」の名前が混乱を生む原因となってしまった。その結果、コシミズ氏の横暴を許してしまった。あくまで、「コシミズ後援会」、あるいは「党」という字を用いずに、何か気の利いたネーミングを考えれば良かったのである。いつの間にか、実質、党首はコシミズ氏になってしまい、独立党の人事権まで掌握してしまった。これは、政党なら、党首がコシミズ氏であり、その政党に属する政治家たちが独立党の党員という関係になる。したがって独立党の活動維持のために、党首・コシミズ氏は、はなんらかの便宜を党員たちに供与しなければいけないことになる。それであれば、コシミズ氏の考えに異論を唱える党員たちに、退会してもらうよう圧力をかけることができる。実態は逆で、コシミズ氏が大いなる利益を得るだけであった。まして、党員たちは、金銭的な支援を行い、彼の本やDVDの購買者でもあり、コシミズ氏にとっては、「お客様」と言う関係になる。いびつな捻じ曲げられた関係になってしまった。
三)コシミズ氏が公認した以上、元幹部、そして党員たちは、コシミズ氏の必要以上の内政干渉を許してはならなかった。コシミズ氏が、「独立党は俺の後援会なんだよ。嫌なら出て行けばいい」というのは間違っている。しかし、元幹部たちも、大きな間違いを犯してしまった。それは、コシミズ氏の突然の変節=「国際金融資本の陰謀を暴く → 北朝鮮勢力の暴挙を阻止する」=を党員たちに諮りにかける必要があった。それでも、党員たちはコシミズ氏を応援する、と言うのであれば、一度、この時点で独立党を解体すべきだったのである。コシミズ氏が、どんなには発狂して喚こうが。たとえ、元幹部に党員たちが誰一人ついてこなくても。いずれ、元幹部たちの正しさが、無知で騙されやすい党員たちにも分かったことだろう。少なくとも、これほど、複雑なことにはならなかった。
ただし、(大変、失礼な言い方であるが)精神的に幼い党員たちに、そこまで体を張っても理解させるべきだった、というのは元幹部たちにとっては酷なことである。そして、どのみち、コシミズ氏に「工作員認定」はされたでしょう。
(つづく)