背景に日本政治の保守化と中国紙 侵略正当化論文で【北京2日共同】2日付の中国各紙は、防衛省の田母神俊雄前航空幕僚が過去の侵略戦争などを正当化する論文を発表し更迭されたことや中国外務省の談話などを相次いで報じ、「日本政治の保守化が背景にある」(新京報)などと伝えた。 新京報は、麻生内閣が迅速に「空軍司令」更迭に踏み切ったのは、外交的な配慮に加え、総選挙が近づく中で野党に弱みを握られないよう、問題が拡大する前に解決する必要があったと分析。 その上で、不景気や民族主義台頭が日本の政治保守化の背景にあり「田母神氏が更迭されても日本の政界や軍事関係者から歴史観に挑戦するような言動が完全になくなることはない」とした。 また、インターネット上には「この民族の侵略性は中国など隣国にとって永遠に頭痛の種」「日本製品の不買をすべきだ」といった意見が多数書き込まれている。
【共同通信】
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