初めて母親となった人が、育児の悩みや喜びについて語る仲間を求める気持ちは強いもの。
ある高齢出産の女性は、ママ友探しに苦労していると言います。「育児サークルは、わらべ歌や手遊びなど子ども向けの内容ばかり。大人としての会話がない場には、足が遠のく」と話す人も。
最近は子連れで行ける大人向けのイベントもあります。子どもの年齢が少しくらい違っても、親同士が共通の話題で盛り上がれば、育児疲れも半減するような友人関係に発展するかも知れません。
近頃はインターネット上の交流も盛んですが、私が子育てを始めた20年前は、近所にママ友が見つけられない場合は、雑誌の文通欄が頼みの綱でした。
同じ年齢の子を持つ母親同士5〜6人が1冊のノートに日々の育児の悩みなどをつづり、次の人に郵送するのです。手書きのぬくもりが心地よく、今では20年来の親友に。やりとりした手紙の束は育児アルバムと同じ厚さです。
ママ友より見つけにくいのが、パパ友ではないでしょうか。最近は、自治体が妊娠中の両親学級や父親学級に力を入れています。
もっとも、親同士が同世代であることは最優先の条件ではない気もします。小学校に入れば、保護者は20〜50代までまんべんなくいます。
出会いは心の背丈。年齢にこだわらず、少し勇気を出して一歩を踏み出してみませんか。
(バースコーディネーター)
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