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芭沙羅の日記

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2008.11.02

「医療関係者」の常識は、世間の非常識
[ I think ]    

随分以前から思っていた。

救急病院にまつわる問題が最近噴出しているが、少し前から
予想できたことだ。

5年前から大学病院の「医局制度」が廃止され、
「臨床研修医制度」も変更され、新人医師が都会から地方まで
あまねく人員配置されていた時代は終わりを告げた。

つまり、実地経験もない、まだ医者とも言えない未熟な人間が、
自分で診療科を選び、研修先を選び、医者の配置や診療科ごとの人員数に
不均衡を来している。

本来医者というのは、「人のため、人の命を助けるためになりたい」
という職業だったはずだった。
しかし、いまは、「金のため、自分の将来の安定のためになりたい」
と考える医者ばかりが生まれている。

しかも、大学病院や総合病院に勤める勤務医の就労条件はすこぶる悪い。
なのに、開業医は大した実力も情報も知識もなく、誤診することも多いのに、
安穏としていられるほど金儲けできる。
これは、「医師会」のおかげだ。

この「医師会」というのも何のためにあるのかわからない。
おかしな医者がいて、どう考えても誤診だし、薬の処方を間違っていて
そのせいで大事になったというとき、「調べてほしい」と訴えると、
「何が欲しいんですか?」
と聞いてくるそうだ。明らかに圧力をかけている。
それが不服なら、弁護士を雇って法的措置を取るしかない。
が、医師会と開業医が結託して、情報を出さないし、平気でうそをつく。
弁護士費用が高額で、結局泣き寝入りをさせられる。

そんな医療の現場で、前々からおかしいと思っていることがある。

それは、「週末手薄になる人員」だ。
先日の、妊婦のたらい回しについても、周産期母子医療センター(ER)に
当直医師が一人しかいなかったから断った、という言い訳をしていた。

どうして週末に手薄な体制を取るのだろう。

入院しているとき、だれもが知っていた。
容態が急変し、危篤になって亡くなるのは、決まって週末だ。
主事医もおらず、看護師の人数も少ないため、集中治療室に入っても
対策を打つことができない。

日曜の朝、もしくは月曜の朝、ゴミを捨てにいくと、ゴミ置き場には
大量のゴミの山が築かれている。大抵朝方亡くなり、故人が使っていた
ものはゴミ置き場行きとなる。平日とは比べ物にならないくらいの
確率で週末に人は死ぬ。
理由はわからない。同じ入院患者のおばあちゃんは、言った。
「不安になるのかな。先生がいないと」
またあるおばさんは、
「ちょっとおかしくなったとき、処置を間違うのかもしれないよ。
主治医がいないから」
そんなことも言っていた。

真実はわからないが、病気は、週末だからといって待ってくれないし、
週末ということだけで心理状態が不安になり、容態が悪化するということも
あながち想像だけの世界ではないような気がする。

しかし、病院は、医者は週末休みたがる。
救急を受け入れている病院であっても、意味のない医者が当直していて、
救急の意味をなさないことが多い。

元同居人が日曜日に急に熱を出し、近くの救急病院に連れていった。
熱くらいのことなら、専門医は必要ないと思ったからだ。
とりあえず原因がわかって頓服でももらえばいいと。
で、救急入り口から入ると、非常にたくさんの診察待ちの人がロビーにいた。
どんな症状なのかよくわからなかったが、救急患者が多いのに驚いた。
明らかに事故に遭ったとおぼしき、頭から血を出している人、
野球のユニフォームを着て、足に添え木をしているおじさん、
ソファに横たわっている人など急患とわかる人から、病気とは思えないほど
元気そうな人まで、さまざまだった。
ま、平日と同じくらいの急患がいてもおかしくないのだから、
20人くらいが待っていても、異常ではないのだろう。

診察を終えた同居人がロビーに戻ってきて言った。
「精神科の医者しかいなかったから、頓服を出すだけって。明日、
内科に行けって言われた」

救急の意味がない。
頭から血を流していた人は、足に添え木をしていた人は、
どうなったのだろう……

精神科医だけって……。

外科か内科の医師を置いておくべきだろう。

報道番組などでは
「お医者さんは一生懸命やっている」
「国の医療行政が悪い」
「医師が不足している」
「訴訟大国になりつつあるのが問題」

などと言っているが、一番の問題は、

「医者が医者の使命を忘れている」
ということではないだろうか。
警察官でも、消防士でも、海上保安官も、熱意と使命感の元、
金に置き換えられない、無償の情熱を注いでいる。
この類の職業の人たちは、並々ならぬ人間教育を受ける。
そうした人間教育を医大がしていないから、ドクハラが横行し、
自分のことしか考えない医者ばかりが輩出されるのだ。

「医者不足」なんて、本当かどうか。
「外科」「産科」「小児科」と「ER」の医師が足りないのは明白だが、
「眼科」「皮膚科」「形成外科(独立開業すると、美容整形医になる)
などが閉鎖になったなどと聞いたことがない。
要は、金儲けができ、安全な科を求める軟弱な医師ばかりになった
ということだ。

医局制度の廃止や臨床研修医制度も改める必要があろう。
「せめて国公立の医科大学を卒業した者は、10年間、大学所在の地域
もしくは故郷にお礼奉公する」
という決まりをつくるのは至って順等だ。
国や地方が多額の金を使って医師にしてやったのだ。
恩返しは絶対必要だろう。
私学の医大を出た人間は好きにやればいい。どちらかといえば、金を
出してくれた親に恩返しをしたいだろう(大抵医者の家系、とやらで
金はザクザク持っている親が多いようだが)。

いずれにしても、「医療」「医師」の世界は非常識が常識になっている。
マスコミの報道も、そこのところをきちんと精査して物事を報じる必要が
あるように思う。

大阪府の阪南市立病院を見てみればよくわかる。
赤字を抱え、地域の基幹病院であるにもかかわらず、廃業の危機に
直面した際、前の市長が年収2,000万円を保証したら、医者が集まった。
ところが、新市長になって(この人は前政権のとき副市長だった)、
給与を切り下げると言った途端、集まった医者はやめると言い出した。
地域に対する使命感も、患者を助けたいという医者としての志も、
あったものではないということではないだろうか。
二言目には「やめる」という言葉を用いて地域に圧力をかける。

まことに嘆かわしい。

医学生に対する人間教育を怠った結果……、だけではないだろうが、
「聖職」たるべき医者の人格や人生観が凡人化してしまった……。
ま、政治家も、教師も、景観も、公務員もそうなのだから、仕方ないか…。。。




Last updated  2008.11.02 22:31:34
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