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風俗店女性従業員の自殺相次ぐ ソウル、摘発強化で
韓国・ソウルの東大門に近い風俗店が集中する一帯で、警察が業者一掃のため摘発を進め、廃業を迫られた店の女性従業員らが自殺する悲劇が相次いでいる。
報道によると、1日に女性(26)が「警察はなぜこんなに摘発を急ぐの」との遺書を残し店で自殺。前日にも、八月に経営者男性の自殺で廃業した店の従業員だった女性(36)が自殺。この女性は祖母の医療費が払えず苦しんでいたという。
地元の東大門署は8月から取り締まりを続け、経営者や従業員約240人を摘発、約60カ所の店はほとんど廃業した。経営者らは「東大門署の警官には過去にわいろを贈った」と主張し、“収賄警官”の名を明らかにして揺さぶりをかけたが、同署は摘発の手を緩めなかった。(共同)