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京都・宇治の刺殺事件、被害男性の身元判明

2008.10.26 00:15
このニュースのトピックス少年犯罪

 京都府宇治市五ケ庄三番割の道路の側溝で25日、刃物で刺された傷のある男性が死亡していた事件で男性は住所不定、無職、伊達悟さん(57)と判明した。京都府警は殺人事件として宇治署に捜査本部を設置した。

 府警捜査1課の調べなどによると、遺体には上半身の前後に服の上から刺されたような傷が数カ所あり、腕などに抵抗した際についたとみられる傷もあった。深さ約40センチの側溝で右半身を下にして横たわっており、近くにはスニーカーが落ちていた。遺体周辺に血痕があることなどから、府警はこの場所で発見の数時間前に刺されたとみている。

 遺体のすぐ脇に古びた水色の乗用車が止まっており、伊達さんは車内で生活していたとみられる。24日昼ごろには、近くの女性が車内にいるのを目撃していたという。現場から凶器は見つかっていない。

 通報した公園管理事務所の男性職員(61)は、「中学生が『おっちゃんが血を流して倒れている』と駆け込んできた。下半身を側溝に突っ込む形で男性が倒れていた」と話した。

 現場はJR黄檗駅の東約1キロで、黄檗宗大本山・萬福寺東側の丘陵地帯。雑木林に囲まれ、近くに民家はなく、日中でも人や車の往来は少ない。

 近くの無職男性(77)によると、伊達さんが暮らしていたらしい車を見るようになったのは約3年前。そのころから伊達さんも居付き、1年ほど前からは車が動くこともなかった。男性は「夜は車内で寝て、日中は出かけていたようだ」と話す。

 伊達さんが雑木林にごみを捨てたり、公園の水道で洗濯をする姿が目撃されているが、目立ったトラブルはなかったという。しかし、車の窓ガラスは前後とも割れており、別の無職男性(72)は「1カ月ぐらい前に車を見たとき、前のガラスが割られていた。1週間ほどたつと後ろのガラスも割られ、紙やテープで補強してあった」と話した。

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