インド東部アッサム州で30日、爆弾テロとみられる爆発が11回連続発生し、少なくとも40人が死亡200名以上の負傷を出した。同州の都市グワーハーティーでも3回の爆発が発生した。

　23日11時以降、1時間のうちに州都内ガネシュグリ、パンバザール、ファンシーバザールで4回の爆発、またバルペタロードとボンガイガオンでそれぞれ2回爆発が発生し、アッサム州を混乱に陥れた。

　タルン・ゴゴイ州知事は、「グワーハーティー市では爆破によって少なくとも20名が死亡した」と述べている。

　警察発表によると市場のある地区で、3回の爆発があったコクラジャールでは14名が死亡したという。爆発にはRDXが使われたとみられている。

　政府はアッサム州全体に非常態勢を宣言。一方、爆発が発生を警察の不備として怒った市民が警察車両を襲い、警察が発砲している事態を受け、無期限の外出禁止令を発令した。また、アッサム州の電話回線が一時不通となった。

　マンモハン・シン首相は31日に現地入りする予定で、州知事は緊急会議を開く予定。州政府は警備体制を立て直すために部隊を送り込む。

10/30/2008 3:45:29 PM （グワーハーティー）UNI