産業医の育成に貢献してきた産業医大(八幡西区)の開学30周年の記念式典が31日、同大で開かれた。教職員ら関係者250人が出席し、今後の産業医学の振興を誓った。
同大は1978年4月に開設。産業の高度化で労働環境が健康に及ぼす影響が指摘される中、医学の研究、学生教育、診療に尽力してきた。医学部に加えて96年には産業保健学部が開設された。医学部の卒業生は約2400人に上り、全国で活躍している。
和田攻学長は式典で「医科大としての教育と研究レベルを全国のトップ10にすること、大学を産業医学のメッカにすることが今後の目標」などと語った。【木村哲人】
〔北九州版〕
毎日新聞 2008年11月1日 地方版