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ジーンズ「大人の男性向け」 はきこなす中高年増加 (2/2ページ)

2008.11.2 08:03
着用のジーンズは高級綿を使った「ブルーギャラリー」(1万4700円から)。色が濃く、ジャケットを合わせているため、カジュアル過ぎない=東京都荒川区のエドウィン・デニムギャラクシー着用のジーンズは高級綿を使った「ブルーギャラリー」(1万4700円から)。色が濃く、ジャケットを合わせているため、カジュアル過ぎない=東京都荒川区のエドウィン・デニムギャラクシー

 ≪まじめ過ぎない≫

 海外ブランドも、ビジネスにも休日にも使えそうなデニムを用意している。

 創立30年のイタリアブランド「DIESEL(ディーゼル)」は、30代以上の男性向けに、濃いインディゴカラーのストレートを提案。独自技術で綿にストレッチ素材を2%混合し、生地にストーンウォッシュ加工を施したり、両ももの付け根周辺につくシワを「髭(ひげ)」としてデザインするなど、はくとすっきり見えるが、まじめ過ぎないデザインがポイントだ。

 プレス部の村山健太郎さんは「スキニーやビンテージなど流行を体験してきた大人の男性には、太くも細くもないストレートが見直されている。サイズさえ間違えなければ、ジーンズは自分だけの着こなし方が見つかりやすいので、挑戦してほしい」とすすめる。

 昭和40〜50年代にジーンズを愛用した団塊世代にリピーターが多いのが、東京・上野にある23年創業の「マルセル」だ。檜山明良社長によると、顧客は、はき心地のいいストレッチ素材や、軽量化された“今風”のジーンズには抵抗感がある人が少なくないという。

 そのため、当時流通した、また上が深めで、足首が細めのスリムストレートのブルージーンズを用意。檜山社長は「青春時代にジーンズにこだわった人が、再び楽しみ出したのでは」と話している。

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 ■紳士は堅調

 日本ジーンズ協議会(岡山県倉敷市)によると、ブルージーンズやカラージーンズ、ジャケット類を含めたジーンズ製品の生産着数は、平成19年度が7385万点で前年度比91・2%と減少している。一般的な「ブルージーンズ」の婦人向けは、前年度から420万点減少した。一方、紳士向けは1576万点で同130万点増えて堅調だ。協議会の担当者は「中高年男性向け雑誌の影響で、ジーンズをきれいにはくスタイルが注目されている」と分析している。

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着用のジーンズは高級綿を使った「ブルーギャラリー」(1万4700円から)。色が濃く、ジャケットを合わせているため、カジュアル過ぎない=東京都荒川区のエドウィン・デニムギャラクシー
シャツにコーデュロイのベストを合わせることで、ぐっとおしゃれな雰囲気に。茶と黒のニット帽子が、デニム(4万2000円)に負けない遊び心を演出している=東京都渋谷区のディーゼルジャパン・プレスルーム
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