浜田市浅井町の社会保険健康事業財団運営の浜田社会保険健康センター(ペアーレ浜田)が廃止、売却処分の方針が打ち出されていることについて、独立行政法人国立病院機構浜田医療センターの日野理彦院長が31日、宇津徹男市長に対し、存続の要望書を提出した。
日野院長は「ペアーレ浜田が持つプールやトレーニングルームの機能は患者や健康診断受診者にとっても、利用しやすい貴重な施設。新病院の近くにあり、利用度が増えるので、存続と機能の継承を強く要望します」と要望。
これに対し、宇津市長は「庁内でも検討をしており、11月中に、結論を出す。議会とも相談したい」と述べ、前向きの姿勢を示した。市によると、売却の入札は来年1月28日に行われることが決まっている。
存続については、利用者が9月、約1万4000人の署名簿を市長へ提出していた。【大賀英作】
毎日新聞 2008年11月1日 地方版