与謝野馨経済財政担当相は1日、テレビ番組に出演し、政府の追加経済対策に盛り込まれた「定額給付金」(総額2兆円程度)について「高い所得層の人にお金を渡すのは常識からいって変だ。所得が2000万円も3000万円もある人に渡したら、ばらまきと言われる」と述べ、所得制限を設けるべきだとの見解を示した。具体的な線引きとしては「(世帯年収が)1000万円を挟んでいくらかではないか。中堅サラリーマンのイメージだ」と述べた。
政府・与党は、所得制限を設けると確認に手間取り給付が遅れるなどとして、全世帯に給付する方針だった。しかし、31日の経済財政諮問会議では、高額所得者を外すよう求める意見が相次いだ。【尾村洋介、赤間清広】
毎日新聞 2008年11月1日 19時33分
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