デオ600形(601号車〜606号車)は、デナ500形(阪神電鉄より譲り受けた車両)の代替
車両として、デナ500形の主要機器を流用し、1979年(昭和54年)から翌年にかけて登場
しました。
平成9年から4両を900系に置き換えたため、現在では603・604号車の2両のみが残ってお
ります。
叡山電車の旅客車両で唯一の「つりかけ駆動方式」の台車で走るデオ600形はその独特な
走行音が懐かしさを感じ、鉄道ファンには魅力いっぱいの車両です。
2004年(平成16年)からは全列車でワンマン運転を開始したため、運賃箱等のワンマン機器
を設置していないデオ600形は通常の営業運転に使用せず、貸切列車等で活躍してきました。
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