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ハックルベリーに会いに行く このページをアンテナに追加 RSSフィード

2008-11-01

この記事がブクマ100users行ったら「キングオブうすらバカ」を発表します

おかげさまで――

というエントリーにはたくさんのブックマークを頂きました。現時点で200近いブクマを頂いております。

さて、そうしてたくさんのコメントも頂きました。その中には色々印象的な言葉がありました。ぼくは、件のエントリーにはブックマークがつくことはほとんどないだろうと予想していたので、それらはほとんどは想定外のできごとでした。そしてとても面白かった。とてもユニークなブックマークコメントが多かったです。


ところで、そんな中でも印象的だったある一つのブックマークコメントがあったのですが、実は、それについて言及する記事を書いたのです。タイトルは「キングオブうすらバカ」。内容は、その印象的だったブックマークコメントについて、思うところを述べています。

それでもぼくは、これについてアップするのを少し躊躇いました。なぜならば、それはなんと言うか、前のエントリーがぼくの思惑を超えてほとんど予想外の展開になってしまったので、今さらそれに言及するのもどうかと思わされたからです。言うなれば、タイミングをちょっと逸しました。漫才で言うなら、重要な振りを振り損ねてしまったので、どうにも落としづらくなったのです。


それでも、その記事の内容自体はとても気に入っています。自分では良い文章が書けたと自負しています。だから、振りができなかったからといってボツにしてしまうのは、少々惜しいと感じたのです。

そこで……と言ってはなんですが、その記事については、このエントリーブクマ100users超えたらアップしようと思いました。このエントリーブックマーク数が100users超えたら、それが一つの振りになるので、当初の形とは違いますが、落ちにはもっていけると考えたからです。

それでも、この記事に関しては正直アップしなくても良いような気もします。アップしないならしないで、それがこの記事の運命でもあるように思うからです。

だから、ぼくはそのエントリーの行く末を自分の手から離してみようと思いました。すなわち、みなさんの手に委ねてみようと思ったのです。


内容に関して、もう少し詳しく説明しておきます。その記事はdisり記事です。それも強烈なdisり記事です。ぼくのブログを読んでくれる人の中には、その手の記事を嫌う方もいる、そんなdisり記事です。

ぼくはこれまで、disり記事に関して何度かご批判を受けました。それも、いわゆるうすらバカブックマーカーからの野次ではなく、真摯にコメントを下さる方たちの真摯なご批判でした。

例えば先の記事にも、こんなコメントがありました。

lost_and_found 良エントリも沢山書いてきたんだし、そろそろ優越感ゲームからも卒業していいんじゃないかな。

こうしたコメントを下さる方たちにとっては、その記事はおそらくあまり面白い内容ではないかも知れません。どなたかが以前に、このブログには良いaurelianoと悪いaurelianoがいるとご指摘下さいましたが、その言葉を借りるならば、その記事は間違いなく悪いaurelianoの方だからです。


それでもぼくは、これまでもそうであったように、これからもできれば悪い(と言われた)aurelianoも出していきたい。前にy_arimさんから頂いたコメントについて言及した記事の中でも述べたのですが――

ぼくはそうやって身体を大きく左右に揺らしながらフォーカスを合わせていきたいのです。そして見極めたい。自分が何を知っていて、何を知らないのかというのを、身体を使って見極めたいのです。

ですから、今回はこういう形を取らせて頂くことにしました。もしその記事をご覧になりたいという方が多ければ、それは公開される運命だったのだと思いますし、そうでなければ、公開されない運命だったのでしょう。

ぼくとしては、どちらになるか、正直今は予断を持てない感じです。どちらになるかで、今後のこのブログの方向性もまた決まってくるような気がします。


AntiSepticさんは、はてなブックマークをアリーナだと表現しました。

ぼくは、この表現が深く心に突き刺さりました。このブログを書き始めた時に、ぼくは自分が道化師になる覚悟を決めました。道化師になって、アリーナに立つ覚悟を決めたのです。そうでないと、もうこれ以上は生きてはいけないと思ったからです。ぼくは道化師になって、客席に向かって自分をディスクローズする必要があったし、観客にコミットメントしていく必要があった。さらにはバカになって踊る必要があった。ぼくにはアリーナで踊る必要があったのです。もうこれ以上、人前で踊ることを躊躇うことはできませんでした。


ぼくは楽しみです。このエントリーに、100usersつくかつかないか。ついたら、ぼくはもう少し右に左に揺れながら、大きく踊ることになるでしょう。そうでない場合は、踊り方がまた少し変わるかも知れません。いずれにしろはっきりしているのは、ぼくはこれからも、これまでもそうしてきたように、それがどんな形であるにせよ、アリーナで踊っていきたいということなのです。