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横浜・乳児出産放置:05年の遺棄容疑で、30歳女再逮捕

 東京都豊島区のホテル客室で05年、生後間もない乳児が遺体で見つかった事件で警視庁捜査1課と目白署は31日、住所不定、無職、大崎薫被告(30)=保護責任者遺棄罪で起訴=を死体遺棄容疑で再逮捕した。容疑を認め「赤ちゃんを育てる力も気もなく、お金もなかった」と供述している。死体遺棄罪の公訴時効(3年)が目前だった。

 調べでは、大崎容疑者は05年11月11日午前11時50分ごろ、豊島区南池袋2のホテル客室の風呂場に、毛布でくるんだ乳児の遺体を遺棄した疑い。数分以上呼吸した形跡があることから、客室内で出産後しばらくして死亡したとみられる。外傷はなかった。ホテルに一緒にチェックインした男がおり、大崎容疑者から事情を聴く。

 大崎容疑者は10月初旬、横浜市内のインターネットカフェのトイレで男児を出産、放置したとして神奈川県警に逮捕された。調べの中で豊島区の事件への関与を認め、乳児とDNA型が一致したため逮捕に踏み切った。【佐々木洋、古関俊樹】

毎日新聞 2008年11月1日 東京朝刊

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