岡山放送局

2008年11月1日 0時57分更新

「振り込め詐欺」寸劇で防止を


振り込め詐欺に巻き込まれないよう、手口を寸劇で紹介しながら正しい対処の方法を教える教室が31日、赤磐市で開かれました。

これは、県内でも相次いでいる振り込め詐欺の被害を防ごうと赤磐警察署が開きました。

赤磐市内の大型スーパーには舞台が設けられ、警察官などが、最近、目立っている振り込め詐欺の手口を寸劇を交えて披露しました。

劇は、1人暮らしのお年寄りの家に、「市役所の職員」を名乗る男から「年金の払い戻しがある」などとうその電話がかかってきたという想定で始まりました。

このなかで、犯人役の警察官は言葉巧みにお年寄りをスーパーのATMに誘い込み、お金を振り込ませようと操作を促します。

こうした年金や税金などの還付を装った手口は、「還付金詐欺」と呼ばれ、最近、目立っていて、警察官は「年金などの還付金の手続きがATMで行われることは絶対にありません。不審な電話は無視して下さい」などと呼びかけていました。

警察によりますと、県内では今年1月から先月末までの間に、「振り込め詐欺」の被害は275件で、被害額は4億2000万円にのぼるということです。