2008年11月1日 0時57分更新
酒に酔った状態を体験できるゴーグルを使って、飲酒運転の危険について学ぶ講習会が岡山市で31日、開かれました。
この講習会は、岡山県警察本部などが仕事で車を利用するバスやタクシーなどの会社の社員を対象に開いたもので、岡山市御津の運転免許センターには、運転手などおよそ60人が集まりました。
講習会で、参加者たちは特殊なゴーグルをつけて、酒に酔ったときの状態を体験しました。
このゴーグルは、身につけるとものが二重や三重にぼやけたり、ゆがんで見えたりするため、平衡感覚を保つことができなくなります。
参加者たちは、ゴーグルをつけてまっすぐな白線の上を歩いたあと、ボールをつかんだり、電動の車いすに乗って障害物の間を走ったりすることに挑戦しました。
ところが、多くの参加者は、ボールをつかむことができなかったり、車いすが障害物にぶつかり、動けなくなったりし、飲酒運転の危険性を改めて感じている様子でした。
参加した男性は「飲酒運転は危ないということを体感できました。この体験を職場でも伝えていきます」などと話していました。