岡山放送局

2008年11月1日 0時57分更新

本四高速は最大1500円程度

政府の追加的な経済対策に、地方の高速道路を休日に最大1000円で利用できるようにすることが盛り込まれたことに関連して金子国土交通大臣は、31日の閣議の後の会見で、瀬戸大橋など本州と四国を結ぶ高速道路の通行料金は、最大で1500円程度となる見通しを示しました。

30日発表された政府の追加的な経済対策では、首都圏や大阪圏を除く地方の高速道路を、乗用車の場合2年間に限って土日、祝日は最大1000円で利用できるようにする措置が盛り込まれました。

これに関連して、金子国土交通大臣は31日の閣議の後の会見で「本州四国連絡道路の場合は1000円ではいかないのではないか。1500円を軸に調整している」と述べ、瀬戸大橋など本州と四国を結ぶ高速道路の通行料金は、最大で1500円程度となる見通しを示しました。

これは、本州四国連絡道路を運営する高速道路会社の債務が、ほかの高速道路会社より大きく、通行料金も割高なことから、今回の対策のために国が行う助成では、料金を1000円に抑えるのは難しいという判断を示したものです。

また金子大臣は、対象からトラックなどが外されることについて「平日の料金を3割下げるので、わかってもらえるのではないか」と述べ、平日の午前4時から午後10時までの通行料金を新たに3割引き下げることで理解が得られるという認識を示しました。