都内で脳出血を起こした妊婦が8つの病院に搬送を断られ死亡した事故を受け、東京都は周産期医療について、他の病院から医師を派遣するなどの緊急対策案をまとめました。
都内の8つの病院に救急搬送を断られた妊婦が死亡した事故では、総合周産期医療センターに指定されている都立墨東病院が医師不足のため、休日に緊急の搬送を断っていたことが問題となっていました。
東京都では都立病院が地域の病院と連携して協力医師登録制度を創設した上で、他の総合病院などから医師を派遣してもらい協力して手術を行うことや、周産期医療センターに土日や夜間、ハイリスクの患者や搬送先の確保のため、助産師をコーディネーターとして配置することを決めました。
また、周産期医療センターに指定されている病院が、24時間体制で緊急手術に対応できるよう看護師を増員したり、NICUのベッドを増やすなどの体制整備を支援し、それらにかかる費用を12月の議会に提出される第2次補正予算に組み込むことにしています。(01日00:32)