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「北朝鮮の情勢急変に備え、特殊部隊の増強を」

 北朝鮮の情勢が急変した場合、中国が介入するのに備え、韓国軍が特殊部隊のような迅速な対応が可能な部隊を増強すべきだ、という主張が出た。

 淑明女子大の洪圭徳(ホン・ギュドク)社会科学部長は31日、「社団法人韓国国防安保フォーラム(KODEF)」と、国会の「北東アジア平和安保フォーラム」の共催により、国会議員会館の小会議室で行われた「韓国軍創設60周年、21世紀の国防の課題と展望」と題したセミナーで、冒頭のような主張を繰り広げた。

 洪教授は「北朝鮮の情勢が急変し、中国軍が北朝鮮に入ってきた場合、あるいは撤収を拒否した場合、韓国軍は特定の地域に集中し、陣地を死守するという形の防御態勢を取っているため、迅速な行動が取りにくい」と指摘した。その上で洪教授は「陸軍の機甲師団、ヘリ部隊、特殊部隊といった、迅速な対応が可能な部隊を増強することにもっと関心を向け、北朝鮮で内乱状態に陥った場合は事態の収拾に向け、これを優先的に投入するための装備や移動手段も確保していかねばならない」と主張した。

ユ・ヨンウォン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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