告知文掲載後の経過7より
(【】内抜粋文)
【月影氏から「人気作家の名誉を毀損した」、「巨大匿名掲示板で月影氏の誹謗中傷書き込みをしている疑いが極めて濃厚」として、慰謝料請求の訴えを起こされていた件】
猿山氏のサイト上の表現は上記の通りですが、実際には提訴の主旨は「特定個人への名誉毀損による慰謝料請求」になります。
本件名誉毀損行為において、被告(猿山氏)は原告(月影氏)を誹謗中傷し、原告が「盗用」「盗作」「嫌がらせ」「攻撃」「威圧的な態度」「陰湿な真似」「子供じみた言い掛かり」「虚言を申告」等とするものであり、その内容において極めて悪質である。
(平成19年 訴状より抜粋)
上記訴状内で述べている通り、「月影氏が人気同人誌作家であった」とされる件については、今回の名誉毀損の訴えには関係がありません。
(猿山氏がサイト上で行った月影氏への侮辱を受けて、「人気作家であった」旨が訴状に記述されておりますが、それは本題とあまり関係のある部分での記述ではありません。)
巨大掲示板について月影氏が猿山氏に追求した責任は、猿山氏が自サイトにおいて月影氏の名誉毀損を行ったこと、それに反応した巨大掲示板「2ちゃんねる」に集う一部の人々が、月影氏に対する更なる名誉毀損や、個人情報をインターネット上で晒すという犯罪行為を行い、正常な社会生活が危ぶまれる状況にまで陥ってしまったこと、掲示板には「被告(猿山氏)の本件名誉毀損行為と全く同一の書き込みが多数なされており」
(訴状より抜粋)必ずしも無関係とは言えないであろうという、猿山氏のサイトによる二次被害についてです。
確かに、訴状にて「被告または被告関係者が書き込みをしている疑いが極めて濃厚である」
との表記はありますが、本件はそれを非難・追求するために立ち上がった訴訟ではありません。
二次被害に関しては、図らずも両名のサイトに上がっている、月影氏が猿山氏に送ったメールにて、「2人の争いを見せつけることにより巨大掲示板が暴走する危険性」を既に示唆しておりますので、「想像もつかなかった」ということは有り得ない筈です。
巨大掲示板から上がった具体的な被害に関しては、後日、当サイトにて公開いたします。
同じく、2008/07/11 告知文掲載後の経過7より(【】内抜粋文)
【月影氏の友人達が作成したとされる裁判状況の報告サイト『月影氏の現状について』
(旧名『月影氏と猿山氏のトラブルについて』)で、事実とは違う内容を掲載され、社会的評価を著しく低下させた名誉毀損の件に関しては、月影氏と友人方を別訴提起し、責任の追求をして行く予定です。】
「はじめに」で述べましたが、当サイトに掲載されている文書に関しましては、月影氏担当弁護士より不適当な表現がないことをあらかじめチェックしていただいております。
どの部分が名誉毀損に該当するのか、具体的に提示できない状況で「別訴提起」などという言葉を使うのは、不当提訴に当たりかねません。
名誉毀損をされて実際に被害に遭われたということであれば、弁護士を通じて正式に抗議していただかなければなりません。
いずれにせよ、軽々しくサイトに上げる内容ではないと思われます。
【月影氏側の資料
・ご友人の方々が意見書を提出しています。
プロの作家からの意見として、商業誌出版社名、掲載誌、サイト名を掲げて居られる方々、
鋼の錬金術師のサイト代表としてペンネームとサイト名を掲げている方のみお名前を記載します。(以下3名の商業・同人誌用ペンネーム、サイト名、掲載雑誌名、出版社名の明記)
・意見書を書いた全員がディスカッションしながら、意見書の打ち合わせをしたとの事ですが、主張がバラバラで、それぞれがそれぞれの意見を相殺している内容でした。
「月影氏は人気同人誌作家だから、知名度や人気の低い当方からわざわざ盗作はしない」と「二次創作の著作権は全く無いから、これは盗作ではない」、「絵は全く似ていない」と
「鋼の錬金術師の女体化サークルは、元々皆が同じ絵と作風である」など。
・こちらの方々には、今後発言の責任や、別訴の関連を追及する予定です。
個人の連絡先を示さず、出版社名のみ明記した方へは、出版社を通します。】
前述の通り、裁判の協力者を無許可で晒すことは重大なルール違反に当たります。
お名前を上げられた方々は大変な迷惑を被っており、また、今後「迷惑」どころではないところまで発展する恐れもあります。
尚、意見書を書いた全員がディスカッションをしたという事実はありません。
それぞれ個別に意見書を書き、提出しています。
「ディスカッションをした」という記述が何処に記載されていたのか、残念ながら私達には見つけることができませんでした。
「」で上げた主張につきましても、意見書にはないものばかりです。
(「絵はまったく似ていない」に関しては、検証内にそうした表現はところどころにありましたが、それはひとつずつの絵に関しての私見です。個々の絵の検証を上げずにこの言葉だけを上げることは、誤解を招く要因だと思われます。)
更に、「はじめに」でも述べたとおり、猿山氏は当初、自作が鋼の錬金術師の二次創作である旨を裁判所に伝えていらっしゃいませんでした。
そのため、月影氏側の証言者は「二次創作」や「鋼・女体化」について意見書内で紙面を割き、説明せざるを得なかったのです。
猿山氏が挙げた、月影氏側意見書の主張のうち「二次創作の著作権は全く無いから、これは盗作ではない」は多方面に影響の出かねない、極めて悪質な表現になります。
このような主張は誰一人として申し上げておりませんし、月影氏への協力者は二次創作で実際に活動している方が殆どです。
二次創作に携わっておきながらこのような認識を持つ、ということは、大変危険なことだと思いますし、あり得ないことだとも思います。
猿山氏が、意見書のどの記述を読んでこの主張を汲み取られたのかは不明ですが、商業名やサイト名を挙げた上での、こういった事実に基づかない記述は、名誉毀損に当たりかねません。
実際に何らかの被害が起きてしまった場合には、被害者の方は名誉毀損・営業妨害による提訴も視野に入れて考えなければならないことになると思います。
そして「別訴の関連を追及する」とは厳密にどういう意味なのかも量りかねます。
「出版社を通します」という表現は、「何を」通すのか極めて不明瞭でありながら、第三者に漠然とした脅威を感じさせかねない表現です。
それから、意見書に個人の連絡先を示す必要は最初からありません。
事実、猿山氏の提出された資料にて、ご協力されたご友人方も連絡先の表記はありませんでした。
【呼び出しについて】
この項は、盗作問題とは直接関係はありませんが、猿山氏はここでも裁判の協力者のお名前を不当に上げてしまっています。
執拗に主張なさっておりますが、呼び出しとは、盗作と何の関係があるのでしょうか。
「呼び出した」「呼び出していない」も水掛け論になっているようですが、「呼び出された」は比較的不自然な主張だと思います。
月影氏にそのような「呼び出し」を依頼した認識はないとのことですし、もし仮に月影氏が猿山氏に用事があったとするならば、自分から出向く筈です。
そうしない理由はありません。
もし、手が離せない事柄があったにしても、月影氏が誰かに「来て欲しい」と言伝を頼み、そのことが猿山氏の気に触ったのであれば、「行きません」と一言告げればいいのではないでしょうか。
猿山氏があまりに主張されるため、月影氏は猿山氏を「呼び出した」とされる方に、「そんなことはしていない」という証言をいただかざるを得なくなったそうです。
【電話について
当方への無言電話の中に、非通知に変えそこねたと思われる月影氏在住地区の局番があった為、準備書面に於いてそれを追求した所、月影氏と代理人が「当方宅へ電話をかけていた」事を正式に認めました。
こちらは繰り返し主張しているように、月影氏に何度問われても電話番号を教えていませんでした。
現在、無言電話の類は一切ありません。】
この項も、特に盗作問題とは関係がないのですが、月影氏が上げた提訴理由「名誉毀損」に抵触しておりますので、はっきりと否定しておきます。
月影氏は、「一度だけ猿山氏に電話をかけた」旨を裁判資料で上げております。
そしてここはまた水掛け論になってしまいますが、月影氏は猿山氏に、親しかった時分に電話番号を聞いているそうです。
その部分は主張の相違として、どちらが正しいのかは置いておきます。
しかし「当方への無言電話の中に、非通知に変えそこねたと思われる月影氏在住地区の局番があった」との表現は極めて誤解を誘いやすい表現だと思います。
一度電話をかけた、という証言が、何故全ての無言電話を月影氏のかけたものであるかのように記述されているのでしょうか。
(ちなみに月影氏が電話をかけた時、猿山氏は留守だったそうです。猿山氏が電話に出られれば、彼女はもちろん普通に会話をするつもりでいましたので無言電話ではありません)
このような歪曲した表現が元で名誉毀損を訴えられ、裁判所で審理されている事実を、猿山氏にはもう少し重く受け止めていただきたく思います。
そして、無言電話の発信元については、例え非通知であってもNTTに正式に依頼をすれば、簡単に判明します。
そこまで気に病んでいたというのなら、何故猿山氏は調べようとしないのでしょうか。