李炳圭、阪神追撃弾!劇的サヨナラ勝ち
中日の李炳圭外野手(33)が4日、阪神戦(ナゴヤドーム)で来日後初となるサヨナラ本塁打を放った。2―2の同点で迎えた延長十回二死走者なしでこの日5打席目。阪神の守護神、藤川から左翼ポール際に飛び込む今季4号を放って決着をつけた。中日は阪神とのゲーム差を1・5とした。
この日は二回一死二塁で空振り三振、四回無死二塁で一ゴロ、五回二死満塁で一ゴロ、八回無死二、三塁で空振り三振に倒れ、ことごとくチャンスをつぶしていた。
「気持ちを切り替えて」臨んだ5打席目もカウント2―1と追い込まれていたが、外角のフォークボールをフルスイング。打球は中日ファンの大歓声に押されて左翼席に突き刺さった。
試合後、お立ち台に上がった李炳圭は「ファンの前で(来日初のサヨナラ打を)打てて光栄です。あまり調子は良くないですけど応援してください。これからも、いい姿が見せられるように頑張ります」と話した。
0―2と2点ビハインドで迎えた八回一死二、三塁では中村紀洋内野手(34)が中堅フェンス直撃の2点適時二塁打を放って同点に追い付いた。中村紀は「負けたくないので何とか打ちたかった。気持ちで打ちました」と気合十分。竜ナインはV争いのライバル、阪神に連敗しまいと意地を見せた。
【写真説明】サヨナラホームランを放ち苫篠コーチと抱き合う李炳圭(右)
(2008年5月05日更新)