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2006年6月 1日 (木曜日)

自信は脳の活動を低下させる?

ITネタではないのですが、ちょっと面白いニュースがあったので。人間は自信を持つにつれて、脳最前部の活動が弱まっていくことが確認されたそうです:

■ 脳最前部の活動 自信持つと弱く -- 奈良先端大が解明 (日経産業新聞 2006年6月1日 第11面)

奈良先端科学技術大学院大学の石井信教授らは、「多分こうだろう」という推測の段階から「これで間違いない」という自信を持つようになるにつれて、額のすぐ内側にあたる脳最前部の活動が弱まっていくことを突き止めた、とのこと。ちなみに記事によれば、脳最前部は人間が特に発達させている部分で、理性や感情をコントロールするのに重要な部分と考えられているそうです。

すごく頭の良い人なのに、明らかに間違っていることに固執している -- 多くの方がこんな例を身近で見ているのではないかと思いますが、この現象が科学的に証明されたということでしょうか。「いくら頭が良くても、自信を持つと理性が無くなってしまう」ということであれば、どんな人でも失敗するのは不思議ではありません。

しかし自信を持たなければ、何の決断も下せません。従ってバランスを取ることが必要になるわけですが、最近読んだ本『インポッシブル・シンキング』では、思い込みによる誤った決断を避けるために「ペア・プログラミング」の概念をプログラミング以外の製造過程・意思決定の場面に応用してはどうか、という提言がなされています。確かに一人よりは二人、二人よりは三人の方が「自信による理性低下」のリスクを低くすることができますから、ペア・プログラミングならぬペア・ディシジョンメーキングという考え方を追求することには価値があるのではないかと思います。

しかし意思決定者が複数になることで、効率性の低下は否めなくなりますが・・・ここで意外と WEB2.0 の技術やノウハウ、経験を活かせる場面があるかもしれませんね。

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■ 脳最前部の活動 自信持つと弱く -- 奈良先端大が解明 (日経産業新聞 2006年6月1日 第11面) 奈良先端科学技術大学院大学の石井信教授らは、「多分こうだろう」という推測の段階から「これで間違いない」という自信を持つようになるにつれて、額のすぐ内側にあたる脳最前... [続きを読む]

コメント

「これで間違いない」とか絶対というように考えて、思考せずに自動パターンのようなものにすがって行動してはいけないという事ですね。これは感覚としてはありましたが、研究結果として出てくると衝撃ですね。
そう考えると大企業って、業務を定型化する事による効率化を目指す事も多いので、脳活動を弱らせる場を形成してるといえなくもないですね。
ちょっと極論ですが。

定型化もバランス感覚が必要、なのでしょうね。決まりきったことを毎回時間をかけて考えていたら、本当に考えなければいけないことに割く時間がなくなってしまいますから、定型化は必要不可欠なことだと思います。
しかしそれが状況の変化に対する目隠しとして働いたり、今回の調査結果のように脳の活動を弱める働きをするのであれば問題です。どこかでバランスを保つ仕組みを考えなければいけない、ということではないでしょうか。

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