社会保険料を滞納している200事業所の情報をヤミ金業者に渡し、見返りに20万円を受け取ったなどとして加重収賄や詐欺などの罪に問われた愛知社会保険事務局の元職員、無職服部達郎被告(53)に名古屋地裁は30日、懲役2年4月、追徴金20万円(求刑懲役4年追徴金20万円)を言い渡した。
判決理由で村田健二裁判長は「社保庁の職員という立場を悪用した犯行。社会問題化している社保庁業務の在り方に対する信頼を一層低下させた」と指摘した。
判決によると、服部被告は中村社会保険事務室で調査官をしていた2004年12月、健康保険料や厚生年金を滞納している名古屋市中村区の200事業所の情報を印刷、市内のヤミ金業者に渡し、見返りに20万円を受け取った。また死亡した実父と同姓同名の他人の「宙に浮いた年金」約70万円を改ざん、実父の遺族年金に上乗せしてだまし取るなどした。
[source via 中日新聞「元社保庁職員に実刑 ヤミ金業者に情報渡す」]
もう、開いた口がふさがらないというかなんというか…
国民の年金をむちゃくちゃにしておいて、その上保険料を滞納している事業者や企業の情報をヤミ金融業者に渡して私腹を肥やしているとは…
社会保険庁の腐敗甚だしいですね。
しかも、この逮捕された男は情報をヤミ金に売っていただけでなく、いわゆる「宙に浮いた年金」も騙し取っていたというのです。
あんたらのせいで宙に浮いた年金だというのに、それを我が物にするなんて!もう人間のやる諸行ではないと思いませんか!
公務員がこんな極悪非道なことをやっているということに本当に憤りを感じざるを得ません。