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2008/10/31 09:49 KST
円高で日本人観光客増加、観光業界は特需に期待


【ソウル31日聯合】円高が続く日本から安価の海外旅行を楽しもうという観光客が大挙韓国を訪れ、国内観光業界はにわかにわいた特需に大きな期待をかけている。

 業界が31日に明らかにしたところによると、第4四半期に訪韓する日本人は円高の影響で前年同期より最大30%まで増加する見通しだ。国内旅行会社、航空会社、ホテルなど観光関連業者は不況脱出の機会とするためさまざまな商品とサービスで総力戦を繰り広げている。

 年初から9月までの外国人入国現況をみると、最大の割合を占める日本人の数は大幅に増えたほうではないが、9月だけで20万2229人に達し、前年同月に比べ4.75%増えている。韓国観光公社は、円高の影響が直接反映される年末からは日本人の入国が急増すると分析する。昨年の訪韓外国人約600万人のうち、日本人は230万人ほどを占めたが、ことしは円高特需で300万人余りに迫る可能性があるとの見通しだ。

 日本旅行業協会(JATA)も、日本人の韓国訪問が9月に8.7%、10月に10.4%、11月に12.5%、12月に68.3%、それぞれ増加すると予測している。JATAはこうした韓国行きラッシュについて「円高で韓国滞在費が安くなったうえ、距離が短く燃油サーチャージの影響が少ないため」と分析する。

 こうした状況を踏まえ、観光公社は日本で大々的な広報を計画している。「これ以上安いものはない」と円高を訴える考えだ。観光公社側は、ことしはウォン安の一方で日本は円高が続き、日本人の立場としては最も安く韓国に行ける絶好のチャンスを迎えたことになるとし、最近予約した日本人が大挙入国する年末からの日本特需に期待を示した。