ダライ・ラマ特使北京入り 中国側と協議、5日間滞在【北京30日共同】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使ロディ・ギャリ氏ら5人が30日、中国政府側との対話のため北京に到着した。約5日間北京に滞在する。インド北部ダラムサラのチベット亡命政府の報道官が同日、明らかにした。31日から、本格的な協議に入るとみられる。 中国外務省の姜瑜副報道局長は30日の定例記者会見で、この対話について「関係部門が適時情報を発表する」と述べるにとどめ、ダライ・ラマ側の対応を見守る姿勢を示した。 対話は、3月のチベット暴動以降、3度目で北京五輪後初めて。国際社会の注目が集まった北京五輪が終了、中国側がダライ・ラマ側の要求に譲歩する可能性は低く、関係改善に向け進展するのは難しい状況だ。 亡命政府報道官は30日、「顔を合わせて協議するのは有益だ。対話の前進を期待している」と述べた。しかしダライ・ラマは先週末、対話に「希望はない」と述べたとされ、11月中旬に亡命チベット人の代表を集めた緊急会議をダラムサラで開き、対話路線継続の是非を話し合う予定。
【共同通信】
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