ニュージーランド・ウェリントン(AP) ニュージーランドのウェリントン病院は30日、生後14カ月の赤ちゃんの腹部にできた、重さ3.3キロと巨大な良性腫瘍を摘出する手術が無事に終了したと発表した。赤ちゃんの体重の約3分の1を、腫瘍が占めていたという。
赤ちゃんは東チモールの男の子、アレックス・ゴンザガちゃん。東チモールで腫瘍が見つかり、ニュージーランドのロータリークラブの援助で、手術が実現した。腫瘍を摘出しなければ、死んでしまうところだったという。
術後の容体は良好で、26日に手術を受けたばかりだが、すでに立ち上がったり、母親に抱きついたり、オモチャを床に投げたり、元気な様子だという。
母親のエリザ・ダ・コンセイカオさんも、手術を喜んでおり、再びお乳をあげられる日を楽しみにしている。
アレックス君は、約10日ほどで帰宅できる見込み。