KAT-TUN・赤西仁が初主演! 小林武史と岩井俊二が手掛ける映画「BANDAGE バンデイジ」が'10年に公開決定
'90年代を代表する音楽と映像のコラボレーション映画「スワロウテイル」('96年)で手を組んだ小林武史と岩井俊二が、新たにプロデュースする映画「BANDAGE バンデイジ」を製作し、'10年に公開されることが明らかになった。さらに、小林と岩井のイメージにマッチしたということで、主演にはKAT-TUNの赤西仁が起用されることも明らかになった。
同作は'90年代を背景に、空前の“バンドブーム”の渦中にいた若者たちの光と影を映し出す青春ムービー。高杉ナツ(赤西)率いる“LANDS(ランズ)”はデビューを夢見ながら東京でライブ活動を繰り返していた。存在感のあるボーカルのナツと天才的な音楽センスのあるユキヤのおかげで、メジャーデビューへの切符を手にする。物語は、あるきっかけから“LANDS(ランズ)”にかかわっていく、1人の女子高生の目を通して描かれていく。
1本の小説からこの映画を企画し、脚本を手掛けた岩井は「小説を読んで、『あ、これ映画にしたら面白い』そう思ってから、自らシナリオを執筆するほどにこの作品にのめり込みました。5年の歳月が過ぎ、いよいよ映画化にまでこぎ着けた。小林武史が監督をすることになり、音楽で表現されてきた(小林の)ワールドが映画という“カタチ”を成した時に、どういう世界が生まれるのか、楽しみです」とコメント。
初めてメガホンを取る小林は「岩井君からこの映画の脚本を渡された後、試しにテーマ曲となり得る曲を作ってから、僕なりにこの映画の全体像をとらえ直しました。僕は“ミクスチャー”というコンセプトから、感覚的に映画の主演には赤西仁がいいと思いオファーをしました。'90年代の1つのバンドを背景にして、いろんなジャンルや生き方を組み合わせた、疾走感のある音楽映画にしたいと思っています」と、意欲的なコメントを発表。
2人からのオファーを受け、初主演となる赤西は「小林武史さん、岩井俊二さんという素晴らしい方々の作品で、映画初主演できることをうれしく思います。また、KAT-TUNではできない形のアーティストとして演じることを楽しみにしています。公開はまだ先ですが、今までにない日本映画になると思います」と意気込みを語った。
映画「BANDAGE バンデイジ」
'10年、東宝系にて全国ロードショー