Print this Post Article Lists Back

野球:サムスン、日本人打撃コーチを招へい

田炳浩
 サムスンの左腕・田炳浩(チョン・ビョンホ)が引退し、2軍投手コーチを務めることになった。サムスンはまた、ベテラン投手のイ・サンモクを自由契約選手とし、日本人打撃コーチを招へいした。ヤン・イルファン2軍コーチもサムスンを去ることになった。1年前にサムスンを引退した金鍾勲(キム・ジョンフン)はスコアラーに就任する。

 サムスンは29日に来季の構想を発表。ヤン・イルファンコーチやイ・サンモク、田炳浩をはじめ、キム・ミンソク、ファン・ジュンソク、キム・ウソク、ソン・ジファン、クァク・ヨンソプ、チョ・ウォンゴ、アン・ジュンヒョン、イ・テホら選手と来季の契約を結ばないことを決定した。

 最も目を引くのは、田炳浩の引退とコーチ陣の入れ替えだ。田炳浩は今季6勝6敗、防御率4.99とやや不調だったが、96年にサムスン入団後、12年間で通算12勝55敗5セーブ17ホールドポイントを挙げたベテラン投手だった。「ロッテキラー」として名を馳せた田炳浩は晩年、120キロ台のスローボールと多彩な変化球で2006年に10勝、08年には8勝を挙げ、投手陣を支えていた。

 田炳浩は今後2軍投手コーチを務める予定だ。昨年サムスンを引退し、今年巨人の2軍でコーチ研修を受けていた金鍾勲はスコアラーに就任する。

 サムスンはこのほか、元中日の打撃コーチ、長嶋清幸氏を新打撃コーチに迎える。長嶋氏は、ゴールデンクラブ賞4回受賞、84年の日本シリーズでは最優秀選手(MVP)に選ばれている。現役時代は広島(80-90年)、中日(91-92年)、ロッテ(93年)、阪神(94-97年)でプレーした。引退後、98年から03年まで阪神で打撃コーチ、守備コーチ、走塁コーチを務め、04年から06年までは中日で打撃コーチ、外野守備コーチ、走塁コーチを務めた。

 なお、チョン・ヒョンウク、ペ・ヨンス、尹盛桓(ユン・ソンファン)、アン・ジマン、権奕(クォン・ヒョク)、呉昇桓(オ・スンファン)の投手6人と陳甲竜(チン・ガプヨン)、朴鎮万(パク・チンマン)、チェ・ヒョンウ、パク・ハンイの野手4人は29日に名古屋へ向けて出発。4泊5日の日程で軽いウェイトトレーニングなどを行い、温泉で休養をとる。サムスンの今季最終練習は11月2日から開始される。

キム・ナムヒョン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報日本語版

このページのトップに戻る