サイト構築のプロジェクト管理
サイト構築のプロジェクトにおいて、最後の最後になって横槍が入り、プロジェクト自体がふりだしに戻ることは良くあることです。これを避けるためには、承認を細かく取ってそれを受けるまでは先に進まないというワークフローの考え方の導入が必須です。
キノトロープのサイト構築
キノトロープのサイト構築は、サイト構築のプロジェクトを大まかに7つのフェーズに分けたワークフローを導入しています。サイト構築の実制作はプロジェクトの2割に過ぎません。
まず、クライアントとインターネットに関して、共通の理解を深めるためのフェーズ0です。サイトを使ったビジネスの方向性を決めるのがフェーズ1になります。次のフェーズ2では、サイトで具体的に何をしていくかを検討する段階となります。
その後、フェーズ3でサイトの設計を行います。必要な仕様を確定させ、テキストや画像、コンテンツを準備して素材をそろえるまでが、フェーズ3です。サイト構築時のギミック的な手法もこのフェーズで考えます。フェーズ4では、フェーズ3で作った仕様と素材をもとに、実際にサイト構築を行います。これで一度サイトは完成を迎えます。
サイト構築後のスパイラルが重要
フェーズ5で日々の更新や運用作業をしながら、フェーズ6でサイトの効果測定をし、リニューアルへの準備をすることになります。そしてまたフェーズ1に戻るのです。この一連のスパイラルがサイト構築プロジェクトとなります。サイト構築と聞くと、HTMLのコーディングをしたり、レイアウトをしたりといったサイト構築の実制作作業に目が向きがちになります。しかし重要なのはその前の段階、フェーズ2までで、どのようにビジネスを展開するかを組み立てることです。それによってはじめて成功するサイト構築が行えるのです。