プログラム紹介

ホールセッション(3階 KFC Hall)

基調講演:急速に変化するビジネスとWebを支える情報基盤

10時30分〜11時30分

ビジネスを行う上で一つの重要なチャネルとして進化したWebサイト。時代を取り巻く環境に合わせて日々進化をしていくビジネスに対応するためにはWebも含めたすべてのチャネルにて企業ブランドを浸透させる必要があります。
それを実現するためには、一元管理された情報基盤の整理を行うことが必須条件です。本カンファレンスでは、ビジネスの進化とWebの関係を理解し日々の進化に対応できる情報基盤が何であるかを事例を交えてお伝えいたします。

講演者/株式会社キノトロープ代表取締役 株式会社キノトロープスリーイント代表取締役:門別 諭

1976年埼玉県生まれ。大学卒業後プロスキーヤーとして国体出場などの経歴を修め、Webの世界へ。大手外資系航空会社の予約システムなどを手掛け、2003年株式会社スリーイントを設立。システムパッケージ開発をベースにCMS構築をはじめとしたビジネスを展開する。CMSをすばやく効果的に導入するためのフレームワークエンジンCMS_ADVやサイト取り込みツールのFile_Plusなどを開発し、企業にCMS導入のノウハウを提供する。2008年株式会社キノトロープ代表取締役就任。現任。

WG研究発表:サイトの目的によって適切なCMSを選ぼう[CMS導入A to Z]

11時30分〜12時30分

日本ウェブ協会CMSワーキンググループでは、昨年4月より活動を行ってきました。今回、その活動の中間報告として「サイトの目的によって適切なCMSを選ぼう!」をテーマに、サイトごとに求められる要件は何か、あるいはCMSを導入する際に注意すべき点はなにかをワーキンググループの視点から発表いたします。

CMS製品を価格軸で分類したものに対して、ウェブサイトの目的や種類を分類した、2軸を想定しました。このマトリクスにCMSに求められる機能や要素をマッピング(関連づけ)を行いました。ワーキングルループメンバーの調査や意見交換をベースにした研究成果を発表します。普段CMSを活用している、ウェブ制作会社、システムインテグレーション会社、ウェブコンサルタント、CMSベンダーという多くの意見が取り入れられた、第三者機関(日本ウェブ協会)ならではの公平な視点での成果となります。

ウェブを軸とした企業戦略、IT戦略的な視点は、企業だけでなく省庁や自治体に関しても重要な要素です。ウェブを使ってさまざまなメリットを活かすために、もはやCMSの導入は必須となりつつあります。この研究発表は、新たにCMS導入を検討されている企業や、公共サイトの皆さんにとって、非常に有意義なセッションです。

出演/特定非営利活動法人 日本ウェブ協会:CMSワーキンググループ

このセッションでは、CMSワーキングループが発表する「CMS製品比較表」の制作に携わったメンバーが出演します。

CMSワーキンフグループについて

企業サイトを短期間で成功に導く秘訣

13時30分〜14時30分

もはやWebサイトは、企業にとって重要なビジネスの柱であり、企業が所有する重要なコンテンツの安全な管理と制作プロセスの生産性向上は必須となります。かつ短期間でサイトを公開しなくては猛烈に変化するビジネス市場に対応することはできません。 すぐれたCMS製品を導入することは、企業にとってユーザー満足度を高める攻めの戦略だけでなく、企業にとっての危機回避や組織横断的な戦略にも着手することが可能です。インターウォーブン社のCMS「TeamSite」は、国内においてさまざまな企業に導入されてきました。本カンファレンスでは、製造業A社、流通B社といった具体的な成功事例をご紹介できる貴重なセッションとなります。

講演者/インターウォーブン・ジャパン株式会社 第一営業部部長 並木昌一

ERP、CRM、PLMなどのエンタープライズソリューションベンダーのマーケティング・販売に従事し、2004年9月よりインターウォーブン社に参加。本カンファレンスでは、数千ページ以上の大規模なサイトであっても、3ヶ月程度で完全に管理を開始できる「TeamSite」の魅力を徹底紹介します。また特許ベースアーキテクチャにより、テンプレート無しでも利用でき、商品DB等との連携、動的・静的サイトの一元管理、監査証跡として使えるサイトバージョン管理機能等を解りやすく解説します。

ペルソナによる実践CMS活用術 [ケースBまで]

14時40分〜15時40分

リセッション時代には顧客指向を組織的に高めるペルソナはますます重要になります。しかし、ペルソナを作ることはできても、その活用方法は手探りで、事例があまり公開されていません。
本カンファレンスでは、FatWire日本法人設立5周年(2003年11月設立)を記念して、2007年より取り組んだ5つのペルソナ開発の経緯、各ペルソナからのクロスチャネルマーケティングの事例、ペルソナからCMSを段階的に「エンゲージメントツール」として展開する方法など、実践プロセスをご紹介させていただきます。5つのペルソナからの目的を実践する手段は[ケースA,B,C,D]と4つのケースに分けましたが、今回は前半の[ケースBまで]の成果をオープンにする予定です。リセッション時代のCMS活用のひとつとしてご参考になれば幸いです。

講演者/FatWire株式会社 代表取締役:田中 猪夫

1959年 岐阜県生まれ。1983年、米国ソフトウェアをベースにしたVAR(Value-added reseller)を設立。1990年代、イスラエル製ソフトウェアの日本市場へのマーケットエントリー、および日本からのイスラエルハイテクベンチャー企業への投資事業に尽力。2002年からコンテンツマネジメントの分野へシフト。divine日本法人を経て、2003年、CMSベンダーFatWire Software(Mineola, NY)の日本法人 FatWire株式会社 代表取締役に就任。「B to B ECが会社を変える」(技術評論社)など18冊の著書あり。システム工学を専門とする。

<官民>大規模サイト、導入と運用を成功に導く5つの経験則

16時00分〜17時00分

「日本発!」のCMS製品として、平成14年よりご提供させて頂いております「ALAYA(アラヤ)」は、これまで、数多くの官公庁・自治体、教育機関、企業等のウェブサイトへの導入実績を積んでまいりました。本セッションでは、数千〜数万ページを擁する<官民>大規模サイトの最新導入事例から、“この国”のCMSのあり方、また「ALAYA」活用によるCMS導入・運用の成功法則についてご説明いたします。

講演者/彼方株式会社 執行役員:金子明敏

1995年から10余年にわたるウェブサイト構築・運営のノウハウを活かし、自社開発したコンテンツマネジメントシステム「ALAYA」のプロダクトマネージャー。(写真:右)


彼方株式会社 技術担当執行役員:浅井景粋

J2EE準拠、オープンソースインフラ対応「ALAYA」の開発チーフを担当。多数のカスタマイズ導入実績あり。(写真:左)

景気後退を乗り切る戦略的CMSの活用

17時10分〜18時10分

企業の売上を増やす、あるいは営業方法の効率化を図るためにWebサイトをどう活用していけばいいのか。運用経費の削減を図るためにはどうすればいいのか。
Webマーケティングを目指したサイト構築の事例をご紹介し、これからのCMSに求められる要件、機能は何か? 次世代型CMS「HeartCore」とはどんなものなのかについてご説明します。

講演者/株式会社日立情報システムズ ネットビジネス・コンサルタント:池上正夫

入社以来、各分野の情報システム営業を担当。現在はWebマーケティング、サイトリニューアルのコンサルを行っている。
著書に、「Web2.0実践ネットマーケティング」、「アクセス解析徹底活用術」(各共著)、日経ソリューションビジネスに、「即・効果が上がるWebマーケティング」を連載(6回)などがある。

パネルディスカッション「本音炸裂! CMSここだけの話」

18時30分〜20時00分

単なるウェブサイト運用の効率化だけでなく、CMSの導入はこれからの企業や公共サイトそのものの価値を左右すると言ってもよいでしょう。しかしながら、その導入から運用までには、解決しなくてはならない、さまざまな課題が山積しています。

このパネルディスカッションでは、我が国に於いてCMS導入に関して様々な経験を持つエキスパートの皆さんにお集りいただき、CMS導入に関しての苦労話や、成功事例を「ここだけの話」として本音で語って頂きます。パネラーの皆さんには、より密度の濃い「ここだけの話」をしていただくため、ビールを用意しました。もちろん、セッションに参加されるすべての皆さんにもビールとおつまみをご用意しています。これだけのCMSスペシャリストが一同に集まるのは、この時間だけです。どうぞ、お見逃しなく。

※尚、本パネルディスカッションに関しましては、撮影・録音は禁止させていただいております。ご了承ください。

モデレータ/ソシオメディア株式会社 代表取締役/DESIGN IT! Conference 主宰:篠原 稔和

1964年生まれ。2001年にソシオメディア株式会社を設立し、代表取締役を務める。2005年よりITとDESIGNとの融合領域を対象とする活動「DESIGN IT!」を企画・主宰。コンテンツマネジメント、情報アーキテクチャ、インタラクション、ユーザビリティ、デザインマネジメントをテーマの柱に据え、カンファレンスを始めとした情報サービスに従事。武蔵野美術大学造形学部・視覚伝達デザイン学科および東京農工大学・大学院の各非常勤講師を務める他、NPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)理事、財団法人日本科学技術連盟(ソフトウェア品質管理研究会)アドバイザーなどを歴任。

パネラー/CMS Conference 2008メンバー

  • 門別 諭(株式会社キノトロープ)
  • 川井 啓亘(オグルヴィ・ワン株式会社)
  • 白旗 保則(グローバルデザイン株式会社)
  • 清水 誠(楽天株式会社)
  • 諏訪 光洋(株式会社ロフトワーク)

※パネラーの出演は変更する場合があります(飛び入りゲストが登場する可能性もあります)
※写真はイメージです(日本ウェブ協会主催のパネルディスカッション。会場はKFCホールです)

マーケティング&テクニカルセッション(2階 Hall 2nd)

企業サイトの存在意義 費用対効果はどこに求めるべきか?

13時30分〜14時30分

大小を問わず、自社サイトを持たない企業はないと言っても過言ではありません。最近では、その運用の効率を計るためにCMSの導入を積極的に検討する企業も増えています。
少し前までは、他社が作ったからと、自社でもとりあえずWebサイトを構築し、定期的にアップデートするといった程度の運営でした。しかし、企業サイトの本来の意味や価値を見直す時期にきているのではないでしょうか。
このセッションでは、ネット業界において10年以上の経験を持ち、また、米国において#1 Interactive Agency(米調査会社フォレスター・リサーチ、2007年12月発表)として評価をいただいているOgilvyの評価基準や企業サイトの費用対効果の新たな考え方についてお話をさせていただきます。

講演者/オグルヴィ・ワン株式会社 デジタル・リード:川井 啓亘

ソニーに15年在籍、主に業務用製品、ソフトウエア、ネット系サービスの商品企画、事業企画を担当後2005年にWeb制作会社、株式会社アイ・エム・ジェイに転職、海外制作会社とのアライアンスなどを担当。2007年7月より現職。オンライン系のプロモーション、ネット広告などの事業を統括。

CMSは何年間使えるのか?コーポレートサイトにおけるCMS導入のすべてを教えます

14時40分〜15時40分

企業におけるWebの重要性は高まるばかりだ。製品やサービスに関するリッチで新鮮なコンテンツの掲載が売上を左右する一方、業務に直結したWebアプリケーションも増えつつある。Web知識の少ないコンテンツオーナーが投入するコンテンツの品質を確保するにはどうしたらいいのか?静的ページと動的システムでコンテンツを共有する方法は?サイト規模の拡大を見越した対策の落とし所は?CMSは何年間使えるのか?

コーポレイトサイトならではの要件を整理しつつ、コンテンツの効果的な管理方法やCMSの使いこなし術について、事例や世界のトレンドを交えてご紹介する。

講演者/楽天株式会社 編成部:清水 誠

Web/CMSコンサルタント。凸版印刷・Scient・RazorfishにてWebプロデュース・IA・ UI設計・調査のコンサルティングに9年間従事した後、事業者側へ転身。ビジネス・IT・デザインの融合によるイノベーションを実現すべく、日系ベンチャーや日本アムウェイに在籍し、各種ソリューション(ECM、CMS、DAM、ナレッジ管理、カラーマネジメントなど)を活用した改善をリードした。4月より楽天に参加、制作と開発の改善に取り組んでいる。1995年国際基督教大学卒。

アクセシビリティは必須!公共サイトにおけるCMS導入のすべて

16時00分〜17時00分

公共サイトでは、アクセシビリティのJIS規格である「JIS X 8341-3」に準拠するためのサイトリニューアルと同時にCMSを導入するケースが目立っている。
ではCMSを導入するにあたり「JIS X 8341-3」に準拠するためにはどのような点に注意をすれば良いのか、そして民間企業と違い自治体独自のCMSの機能はなにかなど自治体にとってCMSを導入する際のポイントをわかりやすく解説する。

講演者/グローバルデザイン株式会社 代表取締役:白旗 保則

デザインプロダクション勤務後、1997年1月静岡市にてグローバルデザイン株式会社を設立。ホームページ制作に限らず企画立案やシステム開発まで横断的に手がけている。中でも、官公庁のウェブサイトは、広報・観光関連から環境関連など幅広い実績を持つ。現在、国税庁広報アドバイザー、社団法人日本広報協会広報アドバイザー。著書に「DTPの鉄則 2」(日経BP社:共著)などがある。

CMS導入リーディングカンパニーが語る「大規模CMSサイト成功の秘訣」

17時10分〜18時10分

CMSの選択も含め、大規模なCMSの導入は簡単で はありません。情報設計・他システム連携・プロジェクトマネジメ ント・膨大なコンテンツ移行…経験の浅い制作会社による「破綻プロジェクト」が後を絶たないのが実情です。
さまざまな商用CMSを利用し100以上の構築実績を持つロフトワーク。豊富な経験の中から、数千ページを超える大規模サイトへのCMS実装のポイントを、制作ディレクターと企業担当者に向けに解説します。

講演者/株式会社ロフトワーク 代表取締役:諏訪 光洋

1971年アメリカ・サンディエゴ生まれ。慶応大学総合政策学部卒業後、FM局「InterFM」の立ち上げなどに参画。2000年2月にクリエイターコミュニティ「ロフトワーク.com」を開設すると同時に、株式会社ロフトワークを設立。2004年から同社の代表取締役を務める。

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