和歌山県は28日、和歌山電鉄貴志川線貴志駅(紀の川市)の猫の駅長「たま」に、「和歌山県勲功爵」(わかやまでナイト)の称号を贈った。07年1月に駅長に就任し、乗客増に貢献しているたまは今年1月、「スーパー駅長」に昇進、今度は“たま卿(きょう)”になった。
和歌山を全国に発信した功績をたたえようと、爵位をヒントに今年度新設された制度で、たまが第1号。貴志駅での授与式は、たまが駅長業務にあたる改札台前に赤いカーペットを敷いて行われた。
仁坂吉伸知事が表彰状を同社の小嶋光信社長に渡し、県花の梅などをデザインしたメダルを、たまの首に付けた。【宮嶋梓帆】
2008年10月28日