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「ウォン・韓国株は売られ過ぎ」

米投資銀が相次ぎリポート

 海外のメディアや金融機関が韓国経済に対する悲観論を示す中、米国の主要投資銀行が韓国ウォンは売り込まれすぎているとする見方を示し始めた。

 モルガン・スタンレー、ゴールドマン・サックス、メリルリンチなど米国の主要投資銀行は、韓国銀行による緊急利下げの直後の27日、韓国経済に関するリポートを一斉に発表し、韓国経済のファンダメンタルズ(基礎的条件)に比べ、ウォンと韓国株は安すぎると指摘した。

 モルガン・スタンレーは「攻撃的な政策緩和サイクルの始まり」と題したリポートで、「下落しすぎたウォン相場は既にファンダメンタルズを超越している」と指摘した。その上で、10-12月期から経常収支も黒字に転換しており、ウォン安を招いた基本的要因がウォン高方向へ逆に作用していると分析した。

 ゴールドマン・サックスも「ウォンの対ドル相場が正常範囲を超え、下落しすぎている」とし、ウォン相場(1ドル当たり)は3カ月後に1250ウォン、半年後に1150ウォン、1年後に1120ウォンまで反発すると予測した。

 韓国の株価下落も行き過ぎと分析されている。メリルリンチは「韓国株式市場が1カ月で40%も下落したのは、企業の収益減少リスクを念頭に入れても売られ過ぎだ」と分析した。

ニューヨーク=朴宗世(パク・ジョンセ)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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