中国、ダライ・ラマ特使と対話へ 7月以来【北京29日共同】中国国営通信の新華社は29日、中国当局がチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世側の特使と近く再び対話すると報じた。実現すれば、双方の対話は北京五輪前の7月初め以来となる。 しかし、ダライ・ラマは先週末、中国側との対話に「希望はない」と述べたとされ、今回も関係改善に向けた動きは難しい見通しだ。中国側が新華社を通じ対話予定を公表したのは、対話の窓口を開けていることを国際社会にアピールする狙いがあるとみられる。 対話の具体的な日時や場所は不明だが、前回は北京で行い、次回対話を10月に実施することで合意していた。ダライ・ラマ側は11月中旬に対話路線継続の是非を話し合う会議を開く方針。 新華社電によると、中国当局者は、中国側がこれまで求めてきた暴力行為やチベット独立運動を支持しないなどの要求に、ダライ・ラマ側が前向きに応じるよう求めた。
【共同通信】
|
ソーシャルブックマークへ投稿: (ソーシャルブックマークとは)