▽地域医療・魅力をPR
広島県や県医師会など五団体は、首都圏の医師や医学生に広島の医療の特色をアピールする「ひろしまドクターズ・ナビin東京」を十一月九日、東京都港区の六本木ヒルズ森タワーで開く。県内での勤務を働き掛ける。
京都市の病院長から大竹市阿多田島の診療所長に転身した林重三医師、広島大病院の越智光夫院長たち七人が、地域医療の魅力、県内の最新医療などを語る。尾道市出身の俳優東ちづるさんの講演や、県内の医療機関のパネル紹介もある。
出席者には、在京の医師たちによるネットワークづくりも呼び掛ける。広島での勤務を希望する人材の情報収集などに活用する。
厚生労働省の二年ごとの調査では、二〇〇六年の県内の医師数は六千七百四十人。三十年ぶりに前回を下回った。ドクター・ナビは医師確保策の一環で、初めて企画した。
開催費用約一千万円は県が負担する。県医療政策課は「医師の県外流出が続いている。あらゆるアプローチからの対策が必要だ」としている。Tel082(513)3062。(田中美千子)
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