日野市立病院(多摩平4、熊井浩一郎院長)は11月から、休止していた出産の取り扱いを再開する。12月15日以降に出産予定の妊婦について、11月4日の外来診療から予約を受け付ける。
市立病院では不測の事態に備えるため、出産に際し複数の産婦人科医、小児科医、助産師、看護師によるチーム制を採っていたが、今年6月に唯一の常勤小児科医が退職したために休止していた。
後任の小児科の常勤医師が着任し、非常勤医師も18人を確保できたため、再開のめどが立った。ただ、小児科の常勤医は1人しかおらず、出産の取り扱いは休止前の月40件程度から15件ほどに制限するという。【内橋寿明】
〔多摩版〕
毎日新聞 2008年10月30日 地方版