10 月 29 2008

バベルの塔は高さ2.5km

Published by Tsunabuchi Yoji at 4:09 AM under NEWS, 環境, 面白い

ドバイとかロシアとか、飛んでもない建物を建てたり計画したりしています。昔、シムシティというゲームがあった。そこに最後には確かメガシティという巨大な建物を作るんだけど、それを思い出した。現実に予定されている建築物で一番高いのはドバイ・シティ・タワーでなんと2.5km。こちらに詳細が。

笑っちゃうね。富士山だって高さは3.78km。富士山の高さのほぼ三分の二がビルでできているということだ。どんな景色になるんだろう?

こんなに大きいと移動が難しくなるはず。記事によればエレベーターの速さは時速200キロ(125mph)。問題は200キロのスピードに何秒でするのかだが、かなりのGがかかりそうだ。下りのエスカレーターではきっと浮く感じがするだろう。

ほかにも問題はいろいろある。地面がこれだけの大きさの建物を支えられるのか。山のような高さでは、上と下とで天候がかなり違う。きっと天気予報も地域によるものだけではなく、高さによる予報も必要になるだろう。

建物一つに行政区が必要になるかもしれない。電気・水道・ガスなどをどのように供給するかも問題だ。ゴミの処理も。一ヶ所にそれらを集中したら、それを支える基盤もかなり改変せざるを得ないだろう。そして最後に残る問題は、それだけの人が本当に集まるかどうかだ。

バルセロナでおこなわれた世界建築祭では「可能性と責任」がテーマのひとつとなっているが、ドバイ・シティ・タワーは取り上げられてない。はなから相手にされてないのだろうか? 詳細はこちらに。

ドバイ・シティ・タワーの上層階に住んでいたら、大きな勘違いをしそうだ。地面にいる人が点にも見えない。

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