【2008年10月30日06時00分 更新】


1.新燃岳の警報解除
 (10/30 05:56)

霧島山の新燃岳の噴火警報が、29日、解除されました。火口内などでは、依然、立ち入り禁止となっています。霧島山の新燃岳は、今年8月に噴火し、火口周辺への立ち入りが規制されていましたが、地震や火山性微動が収まり、被害を及ぼす可能性が低くなったとして、鹿児島地方気象台では、噴火警報を解除したものです。これにより、新燃岳への登山は可能となりましたが、火口の西側と火口内は、引き続き立ち入り禁止となっています。


2.都城で医療事故・内視鏡検診で腸裂ける
 (10/30 05:57)

都城市が実施した大腸がんの集団検診で、内視鏡検診を受けた女性の腸が裂ける事故が、発生していたことが分かりました。都城市によりますと、27日、市が実施した大腸がんの集団検診で、81歳の女性が、内視鏡検診を受けた際、腸の壁が、長さ8ミリにわたって裂けたということです。女性は、その後、緊急手術を受け、現在も入院中です。内視鏡検診は、37歳の男性医師が担当し、この医師が勤める病院では、器具と腸の摩擦で、腸壁が裂けたのではないかとしています。都城市では、来年度以降、大腸がんの集団検診を、病院内で行なう個別検診にすることを検討したいとしています。また、10月24日には、都城市内の診療所が、麻しん風しんワクチンを接種しに来た17歳の男子高校生に対し、誤って、インフルエンザワクチンを接種していたことも分かりました。今のところ、男子高校生の健康状態に異常は見られないということです。


3.青島再開発で和多屋が住民説明会
 (10/30 05:56)

旧橘ホテルの再開発を巡る動きです。宮崎市青島では、受け皿企業による、初めての住民説明会が開かれました。18年間放置されていた、旧・橘ホテルの再開発を巡っては、9月、佐賀県嬉野市の温泉施設「和多屋別荘」が、受け皿企業として決定。「和多屋別荘」では、資金調達など、再開発の中心的な役割を担う会社として、「ブルーアイランドリゾート」を、10月立ち上げました。宮崎市青島で開かれた、29日の説明会では、小原健史社長が、地元住民など約40人に対し、青島再生にかける思いを訴えました。(和多屋別荘・小原健史社長)「僕は青島で、素晴らしいリゾートを作りたい。あんな朽ち果てたものがあっては、いかんのです」そして、小原社長は、東京から接客業のプロを呼んで、地元商店街と一緒に、サービスの勉強をしたり、物販コーナーでは、地元の新鮮な野菜や海産物を販売するなど、地元と一体となって、青島を盛り上げていく構想を説明していました。(地元住民は)「素晴らしい。早くできることを期待している」「社長が言ったような考えでやってもらえば、きっと成功すると思う」(和多屋別荘・小原健史社長)「もっと早くやらなきゃいけなかったことをお詫びする。非常に期待されていると思って、逆に非常に責任を感じているし、やり遂げます」新会社では、年明けにも旧橘ホテルを解体し、再来年の春には、営業を始めたいとしていて、地元の住民たちの期待も高まっています。


4.九州地方知事会議・道路整備財源確保を
 (10/30 05:57)

九州地方知事会議が、29日、熊本県で開かれ、道路整備財源の確保など、九州が一つになって、国に要望していくことなどを決めました。会議では、まず、会長を務める金子長崎県知事が、地方の景気対策について、「公共事業の前倒しが効果的で、九州出身の麻生総理大臣には期待している」と挨拶しました。この後、会議では、道路整備が遅れている地域に対して、財源をより重点的に配分することなど、あわせて66項目を、今後、国に対し要望することを決めました。また、会議では、このほか、国の緊急経済対策における地方財源の確保など、8つの緊急声明を、国に提案することにしています。


5.JA宮崎経済連11月からサーチャージ
 (10/30 05:57)

JA宮崎経済連は、ビニールハウスの暖房に使われる、A重油の価格に合わせて、農産物の取引価格を変動させる、「燃料サーチャージ制度」を、11月からスタートさせることになりました。この「燃料サーチャージ制度」は、JA宮崎経済連が、全国に先がけて導入するもので、11月1日からピーマン、キュウリ、それに、トマトとミニトマトの4品目が対象となります。これにより、ピーマンの場合、11月1日から14日の市場取引価格は、基準値より1キロ当たり15円安い、475円に設定され、1袋あたりでは、約2円安くなります。今回の制度の導入について、宮崎市佐土原町でピーマンを生産している福田誠さんは・・・(福田誠さん)「やはり燃料というものは、これからもなくなっていく。いつか(価格は)上がるから、そういう意味でこれからも(制度に)大きな期待を持っている。」取引価格は、重油価格に伴って、今後も1か月ごとに決められることになっていて、JA宮崎経済連では、世界情勢が不安定であることも踏まえ、一時的ではなく、長期的に、制度に取り組みたいとしています。


6.飲酒運転の疑似体験講習会
 (10/30 05:57)

忘年会シーズンを前に、飲酒運転防止に向けた講習会です。都城市の自動車学校では、ドライバーたちが、飲酒運転を疑似体験しました。この講習会は、飲酒運転の危険性を知ってもらおうと、都城市のナカムラ自動車学校などが、毎年この時期に実施しているもので、都城地区交通安全協会の会員、約20人が参加しました。参加者たちは、着用すると、めまいをおこす特殊なゴーグルをつけ、指導員に付き添われながら、スラロームや、S字コースを運転しました。使用されたゴーグルは、ビールを大ビン4本飲んだのと同じ位の酔いが、擬似体験できるもので、参加者たちは、運転の難しさを実感していました。参加した会員たちは、29日の体験をもとに、飲酒運転の怖さを市民に訴えていきたいと話していました。


7.大淀小・谷山小交歓会
 (10/30 05:58)

半世紀を超える交流です。宮崎市の大淀小学校で、鹿児島市の谷山小学校との交歓会が開かれました。お互いの学校訪問は、昭和30年以来、今回が107回目で、修学旅行で訪れた谷山小学校の6年生たちが拍手で迎えられ、全員で交歓会の歌を元気よく歌いました。続いて、以前から手紙をやりとりしてきた、両校の6年生どうしが対面し、交流を深めていました。


8.「キープみやざき」審議会発足
 (10/30 05:58)

MRT宮崎放送では、17年前から取り組む環境キャンペーン、「キープみやざきビューティフル」をさらに発展させるため、外部の有識者で構成する審議会を発足させました。審議会の委員を務めるのは、宮崎大学工学部の杉尾哲教授のほか、県内の自然保護団体の代表など8人です。29日の初会合では、森づくりなど、キャンペーンの活動方針について協議され、MRTでは、審議会の意見を参考に、今後、様々な環境保全活動や、MRT環境賞の選定に取り組むことにしています。


9.北海道の物産と観光展
 (10/30 05:58)

北海道の特産品を一堂に集めた「北海道の物産と観光展」が、29日から宮崎市ではじまりました。毎年、春と秋の2回開かれている北海道の物産と観光展・・・宮崎山形屋には、カニやイクラなどの海の幸、それに、バターやチーズといった乳製品など、北海道直送の味覚がずらりと並んでいます。初日の29日は、朝から多くの買い物客が訪れ、特に海産物のコーナーでは、限定販売の「数の子」などが飛ぶように売れてました。また、ウニやイクラをふたが閉まらないほどに盛り付けた、札幌「多聞天」の弁当も人気を集めていました。北海道の味を目と舌で楽しめる「北海道の物産と観光展」は、宮崎山形屋で、11月17日まで開かれます。


9.焼酎の仕込み体験会
 (10/30 05:58)

酒屋の女将が企画、開発したイモ焼酎を広くPRしようと、29日、日南市の蔵元で、店の常連客を招いて、仕込み作業の体験会がありました。日南市内にある酒屋、4店の女将たちは、地域の活性化を図ろうと、去年、日南市の古澤醸造とタイアップして、女性向けの25度のイモ焼酎、「嫋(たおやか)なり」を商品化しました。商品の販路拡大をめざそうと、29日は、蔵元に店の常連客を招いて、仕込み作業の体験会が行われました。常連客たちは、女将と一緒に、焼酎づくりを見学した後、原料となるサツマイモを切り落とす作業や、仕込み作業などを体験していました。(名古屋の常連客)「いい体験をした。いい焼酎をつくって下さい。名古屋でも一生懸命応援します」この後、「嫋なり」を一緒に試飲するなどして、交流を深めていました。(地元の常連客)「応援したくなる。喜んで宣伝している」イモ焼酎「嫋なり」は、現在、来年出荷分が製造されていて、女将たちは去年より2000リットル多い、6000リットルの出荷を見込んでいます。


9.すきむらんど運営費 紛糾の末可決
 (10/30 05:58)

虚偽決算が明らかになった「すきむらんど」を巡り、28日、小林市議会が紛糾した問題で、市議会は、28日夜9時過ぎ、すきむらんどの運営費など、約3300万円の補正予算を可決しました。この問題は、「すきむらんど」の指定管理者、「すきむらんど振興協会」が、虚偽決算を行っていた他、税務署から、708万円の申告漏れを指摘されたものです。このため、小林市は、28日臨時議会を開き、すきむらんどの運営費と申告漏れによる課税額として、3300万円の補正予算案を上程しました。28日の本会議では、議員から、責任の所在や原因究明を求める意見が相次ぎ、紛糾しましたが、開会から約12時間後の28日夜9時過ぎ、15対8の賛成多数で、補正予算は可決されました。小林市の堀市長は、すきむらんど振興協会に損害賠償を求める他、市長を始めとする、関係者の処分も検討する考えを示しています。