岡山放送局

2008年10月29日 23時9分更新

森づくり県民税継続報告へ


森林の保全を目的にした岡山県独自の税「おかやま森づくり県民税」の来年度以降のあり方について検討していた有識者の懇話会は、来年度以降も税を継続することを柱とした報告書の骨子をまとめました。

「おかやま森づくり県民税」は、山奥の森林の間伐などに充てるため、平成15年に岡山県独自の税として始まったものです。

今年度、5年間の期限を迎え、来年度以降の継続には改めて検討が必要なことから、県が有識者による懇話会に検討を依頼し、これまで3回の会議が行われてきました。

29日の会議では、「水源を守る意味でも森林の整備は必要だ」とか、「今後も、お金を出している県民に使いみちについてきちんと説明をすることが大事」などの意見が出されました。

そして、来年度以降も5年間、「森づくり県民税」を継続することを柱とした報告書の骨子をまとめました。

骨子では、「台風による倒木があった森林での復旧や、奥地の森林の間伐が進んだほか県産の木材を使用した施設の整備など大きな成果があった」とこれまでの実績を評価したうえで、「貴重な財源として存続させることが適当」と結論づけました。

懇話会では来月、最終的な報告書をまとめ知事へ報告することにしています。