岡山放送局

2008年10月29日 23時9分更新

女性殺人事件 男を起訴

知り合いの男からストーカー行為を受けていると警察に相談していた岡山市の女性がこの男に殺害された事件で、岡山地方検察庁はこの男を29日、殺人の罪で起訴しました。

起訴されたのは岡山市の無職、近藤憲吾被告(24)です。

起訴状などによりますと、近藤被告は先月27日の午前0時40分ごろ、岡山市南古都の駐車場で近くに住む杉本文さん(24)の首を左手で締めたほか、近くに停めていた車の中で金属製の懐中電灯を使って頭を殴ったうえで、新岡山港に投げ落とし、でき死させたとして殺人の罪に問われています。

これまでの警察の調べに対し近藤被告は、殺害の動機について「交際を求めたが断るような冷たい態度をとられたので、かっとなってやった」と供述しているということです。

検察は29日、近藤被告を殺人の罪で起訴しました。

警察によりますと、近藤被告と杉本さんは去年の年末ごろに知り合い、およそ半年間交際をしていましたが、最近になって関係が悪化し、杉本さんは「近藤被告からストーカー行為を受けている」と警察に相談していました。