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【大リーグ】

WS順延、ぬれた紙切れに高値 半券求める地元ファン

2008年10月29日 15時33分

 フィリーズ−レイズ戦は27日の中断に続いて28日も雨天順延、シートに覆われたままのシチズンズバンク・パーク=フィラデルフィア(AP=共同)

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 米大リーグ・ワールドシリーズで、史上初のサスペンデッドゲームになった第5戦の入場券の半券が、ファンの間で高値で取引されている。ネット上では、最高7500ドル(約72万7500円)の値が付いているという。

 4大プロスポーツの本拠地でありながら、ここ25年、全米制覇がないフィラデルフィア。第5戦の「続行試合」は、優勝を目の当たりにできる絶好の機会だ。

 27日に試合が停止された後、半券を幸運にも200ドルで手に入れた人もいた。ところが28日も中止され、相場は上がる一方。あるネットでは、大リーグ機構の許可を得て、599ドルから3500ドルに設定されている。

 半券を持っている金融アドバイザーの25歳の男性は、最初700ドルで売り出し、600ドルに値下げしたところ、問い合わせが殺到したという。

 「この不況下で、野球の試合に何千ドルも出そうという人がいるなんて驚きだ。まさにカネは天下の回りもの。いい勉強になった」。雨にぬれ、くしゃくしゃになった紙切れが、思わぬ狂騒曲を奏でている。(フィラデルフィアAP=共同)

 

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