大手商社の三井物産(東京)は28日、広島東洋カープ(広島市中区)から球団の広告宣伝事業を受託したと発表した。来春オープンする新球場(南区)を中心に多彩なスポンサー形態を提案。地場企業などへ売り込む。
23日に球団と業務委託契約を結んだ。球場内のフェンス、看板などの広告や飲食・物品販売権に加え、選手が使うヘルメットの広告、企業名を冠した応援席の命名権などを販売する。
スポンサーゲームの企画・運営やカープの商標権販売も担当。球団の広告事業を総合的に手掛ける。既に現球場(中区)の広告主を優先し、契約更新などの交渉を進めている。
三井物産がプロスポーツチームの事業に参画するのは初めて。同社は「看板など施設広告と販売権を組み合わせ、効果的なスポンサー形態を提案したい」と話している。
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