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【メラミン混入】また卵から検出 中国、鶏肉への拡大を懸念
このニュースのトピックス:食の安全
中国の国営通信、新華社電によると、浙江省杭州市が行った卵の抜き取り調査で、新たに山西省の養鶏業者が生産した卵からメラミンが検出された。卵からメラミンが検出された問題は、遼寧省大連市の業者に続いて2例目。中国メディアは卵のほか、鶏肉などへの被害拡大を懸念している。
杭州市は、27日から市内の食料品店などで抜き取り調査を実施。その結果、山西省の「長治市緑色生物発展中心」の生産した卵から1キロ当たり3・5ミリグラムのメラミンを検出した。
中央テレビなど中国メディアは、当局者や専門家の話として、タンパク質の含有量を水増しするため飼料自体にメラミンが加えられた可能性を指摘。飼料がメラミンに汚染されていれば、鶏卵だけでなく鶏肉やほかの家畜の肉類にも拡大するのではないかと指摘している。(共同)