歌手の泰葉さん(47)が29日、東京都内で会見し、元夫で落語家の春風亭小朝さん(53)をブログやファクスで罵倒(ばとう)するなどした騒動について説明した。黒眼鏡に黄色のノースリーブ姿で現れた泰葉さんは最初に「今日はこの騒動を決着、終結しに来ました。皆さんが納得していただけなければ終結しないので厳しく質問してください」とあいさつ。舞台のキャンセルからはじまった騒動で7月から脅迫メールを小朝さんに送っていたことを告白。「切腹をしろ。私が介抱してやる」と書いたことを明かした。
会見では、小朝さんをののしった理由について「明治座の『林家三平物語』を小朝さんが降りたから」と説明。小朝さんに対しては、「父親としてでなく、女として愛してもらいたかった」と未練ものぞかせたが、最後には思い直したように「(会見は小朝さんの)落語へのラブレター。男としては嫌です。もっと大きな男が好き」と断ち切っていた。また、今後は音楽活動に専念する方針で、自ら海老名家からの勘当も申し出ているという。
泰葉さんが自身のブログに小朝さんのことを「金髪豚野郎」などと記していたことが明るみになり、23日にブログを閉鎖。そんな中、出席予定だった26日の東京・上野公園音楽祭を「小朝さんの圧力で欠席させられた」と主張するファクスをマスコミに送り、騒動に発展した。その後も泰葉さんの母・海老名香葉子さん(75)が28日昼に直筆の謝罪文をマスコミ各社に送るなど親族を巻き込んだ騒ぎになっていた。【デジタルメディア局】
2008年10月29日