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【長野】波田総合病院を視察 松本市特別委、財務状況など聴取2008年10月29日
波田町との合併問題を調査している松本市議会広域都市ビジョン特別委員会(高山芳美委員長)のメンバー12人が28日、町立の波田総合病院を視察に訪れた。病院内の設備を見て回り、財務状況などを聴取した。 合併問題をめぐっては、合併により新松本市が同病院を抱えることについて、市民の一部から「負担が増えるのでは」と心配する声が上がっており、特別委としても説明を聞くことに決めた。 一行は病棟の各フロアを見学。医療設備や診療状況をつぶさに見て回り、病院の概要や財務状況などについて説明を受けた。 同病院の単年度収支は2005年度から黒字に転じており、昨年度は約5050万円の黒字となっている。毎年の収益には、国からの交付金2億6000万−3億円前後を含んでいるが、町税は投入されていないという。 建物は最も古い東館が1985年建築。耐震診断、工事の必要はないが、築後20年以上経過しており、今後建て替え、改修を検討する必要があるという。 高山委員長は「質の高い病院だ。経営はいい方向に向かっていると感じた」と感想を述べた。 (坪井千隼)
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